観葉植物をインテリアにするメリットとは?

観葉植物最近は、部屋やオフィスのインテリアとして観葉植物が人気を集めています。
世話が簡単なものやディスクにおけるくらいのサイズのものもたくさん販売されています。
では、観葉植物をインテリアにするメリットとはなんでしょうか?
そこで今回は部屋に観葉植物を置くメリットをご紹介します。
初心者におすすめの観葉植物もご紹介しますので、部屋で観葉植物を育ててみたいという方も必見ですよ。
また、部屋で観葉植物を育ててみたけれど、今ひとつうまくいかなかったという人も、ぜひ読んでみてください。

目次

  1. 部屋に観葉植物を置くメリットとは?
  2. インテリアとしておすすめの観葉植物とは?
  3. 観葉植物にベストな置き場所とは?
  4. 観葉植物を育てる際の注意点とは?

1.部屋に観葉植物を置くメリットとは?

この項では、部屋に観葉植物を置くメリットをご紹介します。
ひと鉢の観葉植物を置くだけで、いろいろな効果があるんですよ。

1-1.リラックス効果

人はその昔、森の中で暮らしていました。
ですから緑の多いところにいるとリラックスできるのです。
特に都市部に暮らしているとなかなか緑に触れる機会がありません。
たとえ手のひらサイズの観葉植物でも、常に緑が部屋の中にある生活しているとリラックス効果が期待できます。

1-2.湿度調整

植物には根っこから吸収した水を、葉っぱから発散させて周囲の湿度を一定に保つ機能が備わっています。
つまり、天然の加湿器ですね。
また、植物は自分で最もよい湿度を保てるように、発散する水分の量を調節できます。
ですから湿度が高まりすぎて不快になるということもありません。
エアコンを入れっぱなしにしているオフィスは特に乾燥しやすい環境でしょう。
そこに1鉢観葉植物を置いておけば、加湿器の代わりにもなるのです。

1-3.空気清浄効果

植物は二酸化炭素を吸収し、酸素を放出しています。
その過程で有害物質をある程度植物の中でろ過しているという研究結果が出ています。
つまり、植物には空気をきれいにする効果があるのです。
森林に入ると「空気がおいしいな」と感じるのは、あながち気のせいではないのですね。
特に家族や同僚、上司に喫煙者がいる場合は空気が汚れがちです。
植物はそんな空気もきれいにしてくれるでしょう。

2.インテリアとしておすすめの観葉植物とは?

では、インテリアとして観葉植物を置きたい場合は、どのような植物がよいでしょうか?
この項では、インテリアとしておすすめの観葉植物をご紹介していきます。
どれも街の園芸店で簡単に手に入るものばかりですよ。

2-1.多肉植物

初心者にもっともおすすめの観葉植物といえば、多肉植物です。
ころんとした丸い葉っぱの形が可愛らしいですよ。
園芸店だけではなく、おしゃれな観葉植物として雑貨店や百円ショップにも売られています。
それほど水をあげなくても成長するので、空き缶や瀬戸物の器など、植木鉢以外のもので育てられるのも魅力的です。
また、てのひらに乗るサイズの鉢植えから、数種類の多肉植物を寄せ植えにした大鉢までバラエティ豊かな品ぞろえが楽しめます。
自分で簡単に株分けができますので、慣れてきたら挑戦してみるとよいでしょう。

2-2.サボテン

観葉植物とインテリアの中間のようなあつかわれ方をすることの多い植物です。
環境の変化に強いので、どんな所に置いても枯れにくいのが人気の理由でしょう。
最近は「電磁波を防ぐサボテン」というものも出てきて、パソコンデスクの上に置く人も増えているそうです。
しかし、サボテンはお世話のいらない植物ではありません。
むしろ水やりに関していえば、非常にデリケートな植物です。
ですから、サボテンを大きく育てたい人や、美しい花を育てたい人は、まずサボテンの育て方をよく調べてから購入しましょう。
うまく育てれば人と同じくらい長生きする種類もありますよ。

2-3.生命力が強く、日陰でも育つ植物

この他にも、インテリアとして人気の観葉植物は「生命力が強く、日陰でも育つ」特徴を兼ね備えたものが多いです。
室内で育てていると、どうしても日光に当たる時間が短くなります。
また、エアコンを使用している室内では温度が急激に変化することもあるでしょう。
植物にとってはどちらかといえば過酷な環境です。
そんな環境でもすくすくと育ってくれる植物が、『観葉植物』として園芸店で売られているのです。
観葉植物を部屋に飾りたいという場合は、園芸店の店員に家の環境を詳しく話して、おすすめの植物を一緒に選んでもらっても良いでしょう。
こまめな水やりが必要な植物や、季節の変わり目に追肥が必要な植物などは、観葉植物の育成になれたらチャレンジしてみてください。

3.観葉植物にベストな置き場所とは?

では、観葉植物を室内で育てる場合は、部屋のどこに置くのがベストでしょうか?
この項では、それをご紹介します。

3-1.窓越しに日光が当たる場所

日陰でも育つ植物でも、日光が不要というわけではありません。
多肉植物やサボテンも日光は大好きです。
特に春や秋は植物がグングン成長する時期ですから、日光をたっぷり当ててあげましょう。
日中留守にする、という場合は窓越しに日光が降り注ぐ場所に置いてあげることがベストです。
たとえ午前中だけ、午後だけしか日が当たらない場所でも、日陰に置いておくよりはよいでしょう。
また、休日で1日中家にいる場合はぜひベランダなどで植物を日光浴させてください。

3-2.温度変化が少ない場所

真夏や真冬はエアコンで室温を調節する家やオフィスも多いでしょう。
温度変化が激しい場所に置くと、植物は弱ってしまいます。
エアコンを使用する季節は直接風が当たらない場所など、温度変化ができるだけ少ない場所に置いてあげましょう。
また、床暖房が入る家では、そこに直接鉢を置くと根が熱せられて弱ってしまいます。
鉢受け越しでも、床暖房のついた場所に置くのは避けましょう。

3-3.湿気が多すぎない場所

植物に水は必須ですが、水が多すぎれば根腐れを起こします。
特に多肉植物やサボテンは、湿気が多すぎる場所では弱ってしまいます。
鉢の土がずっと乾かないような場所において置いたり、結露の多い窓の付近などは置かないようにしましょう。
洗面所やバスルームなど、湿気が多い場所に観葉植物を置きたい場合は、必ず日中は湿気の少ないところに置いてあげてください。

4.観葉植物を育てる際の注意点とは?

では最後に、観葉植物を育てる際の注意点をご紹介します。
意外と知られてないことも多いのですよ。

4-1.水は毎日やらなくても良い

植物には毎日水やりが必要、と思っている人は多いでしょう。
しかし、「毎日水がたっぷり必要です」という植物でない限り、鉢の土が湿っている間は水やりは不要です。
特に多肉植物やサボテンは水のやりすぎが即根腐れにつながります。
水やりは鉢の土が乾いてから、鉢受けに水がたまるまでたっぷりと上げてください。
その際、鉢受けにたまった水を捨てるのを忘れずに。

4-2.植物は春と秋に成長する

植物は、春と秋に成長します。ですから株分けや枝きりなどは春か秋に行いましょう。
夏や冬は休眠期といって体を休める時期ですので、枝や葉を傷つけると回復できません。
また、追肥や鉢かえも春と秋に行います。

4-3.成長してきたら鉢を大きくする

観葉植物は年々成長していきます。ですから今でも買った時と同じ鉢では、根が絡まって腐ってしまう可能性があります。
観葉植物が買った時よりも大きくなったなと思ったら、春や秋に鉢を大きいものと買えてあげましょう。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は部屋に観葉植物を置くメリットや育てる際の注意点、初心者におすすめの観葉植物をご紹介しました。
まとめると

  • 観葉植物を部屋に置くと、リラックス効果や空気清浄化効果がある
  • 初心者には多肉植物やサボテンがおすすめ
  • 置き場所や育て方に注意しよう

ということです。観葉植物を育てたい、という方はぜひ参考にしてくださいね。