サボテンの変色・色あせの原因は何? 放っておくとどうなるの?

お世話が簡単で種類が豊富なサボテンは、観葉植物としてだけでなくインテリアとしても人気があります。値段も手ごろなので、育てている方も多いことでしょう。放っておいても枯れにくいイメージがあるサボテンですが、お世話の仕方が悪いと変色や色あせといったトラブルが発生することもあります。

そこで、今回はサボテンが変色する原因や対処方法をご紹介しましょう。

  1. サボテンとはどのような植物?
  2. サボテンが変色する原因は?
  3. サボテンが変色した場合の対処方法
  4. サボテンを上手に育てるコツ
  5. サボテンに関するよくある質問

この記事を読めば、サボテンの正しい育て方も分かりますよ。これからサボテンを育ててみたいというかたも、ぜひ読んでみてくださいね。

1.サボテンとはどのような植物?

サボテンは、南北アメリカ大陸を原産とする多肉植物の一種です。サボテンといえば鋭いとげが特徴ですが、種類によってはとげが全くないものもあります。厳しい環境下でも育つ生命力の強い植物であり、生育に水をあまり必要としないことから、育てやすい植物として人気です。日本では、小さいサイズのサボテンがインテリアや観葉植物として園芸店や雑貨店などにたくさん売られています。

2.サボテンが変色する原因は?

この項では、サボテンが変色する原因について詳しく解説します。なぜ、変色してしまうのでしょうか?

2-1.サボテンの変色って何?

健康なサボテンは、緑・赤・黄色をしています。赤や黄色のサボテンは緑色のサボテンを台木としており、ちょっと変わったサボテンとして人気です。サボテンの変色とは、サボテンの一部が茶色や黒色になってしまうことであり、早く対処しないとサボテンが枯れてしまうこともあります。

2-2.サボテンが変色する原因とは?

サボテンが変色する主な原因は、根腐れ・病気・日焼けです。サボテンは生命力が強く、放っておいても勝手に育つイメージがありますが、育て方を間違えると簡単に枯れてしまいます。ですから、サボテンを買った後、インテリア感覚で適当な場所に放置しておくと、変色が起こりやすくなるでしょう。

2-3.変色を放置しておくと?

サボテンの変色は、放置しておくと枯死の原因になります。特に根腐れと病気が原因の場合は一刻も早い対処が必要です。日焼けの場合はすぐに枯死することはありませんが、見た目が悪くなるでしょう。

3.サボテンが変色した場合の対処方法

この項では、サボテンが変色した場合の対処方法をご紹介します。どうすれば、枯死をふせげるのでしょうか?

3-1.根腐れの場合

サボテンが根腐れを起こすと、地面に接する部分から茶色く変色していきます。変色している箇所を触るとぶにぶにと柔らかくなっていますので、すぐに分かるでしょう。放っておけば茎の芯まで腐ってしまいますので、見つけ次第対処が必要です。

根腐れの箇所を見つけたら、すぐにサボテンを掘り起こしてください。この時、トゲでケガをしないように手袋をはめて茎を掴(つか)みます。掘り起こしたら腐った根や茎の部分をすべてきり落としましょう。切り落としたら切断面を良く乾かします。この時、植物用の殺菌剤を切断面にぬってもよいでしょう。切断面が完全に乾いたら、乾いた新聞紙などに包んで風通しの良い半日陰の場所に置いておきます。1か月ほどで発根しますので、発根したら改めて植木鉢に植えましょう。発根までに1か月以上かかることもありますので、根気強く待つことが大切です。

3-2.病気の場合

サボテンが変色する病気は、すす病と言います。これは、カイガラムシやアブラムシが仲介する病気であり、トゲの根元が黒くなるのが特徴です。屋外で栽培しているサボテンの方が病気にかかりやすいでしょう。すす病が疑われる場合は、園芸店などで販売されているすす病の治療薬を塗ってください。ラベルに「すす病の治療に」と書いてありますので、すぐに分かります。また、サボテンに虫がたかっている場合は、殺虫剤をまいて退治してください。

まれにですが、空気中のすす菌が原因ですす病が発生することがあります。近くにすす病にかかった植物がある場合は、すす菌が空気中に多く漂っていることもありますので、サボテンの置き場所を替えましょう。

3-3.日焼けの場合

サボテンを直射日光に長い間当て続けると日焼け(葉焼け)が起こります。特に、冬の間屋内に置いてあったサボテンの鉢を、急に直射日光の当たる場所に長時間出すと日焼けが起こりやすいでしょう。夏場にずっと外へ放置しておいても、日焼けが起こる場合があります。

この場合は、日焼けした部分が薄茶色っぽい色に変色しますので、すぐわかるでしょう。日焼けした部分が狭ければ、その部分を切り取ってしまいます。その後、よく乾かせば回復するでしょう。日焼けの範囲が広範囲ですと、対処法がありません。ですから、サボテンは直射日光の当たらない場所に置きましょう。

4.サボテンを上手に育てるコツ

この項では、サボテンを上手に大きく育てるための方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

4-1.サボテン用の土で育てる

サボテンの中には、色つけされた砂に植えられて販売されているものもあります。この砂はサボテンの生育に適しているとはいえないので、可能ならばサボテン用(多肉植物用)の土に植え替えてあげましょう。園芸店やホームセンターに行けば、土は簡単に手に入ります。一般的な園芸用の土は、サボテン栽培に向いていません。

植え替えは春か秋に行うのが最も良いため、夏や冬にサボテンを購入した場合はしばらくそのままにしておきましょう。

4-2.直射日光が当たらず風通しの良い場所で育てる

サボテンは厳しい自然環境でも育ちますが、直射日光の当たらない風通しの良い場所で育てると良く育ちます。窓辺に置いてある場合は、レースのカーテンを閉めるなどして直射日光が当たらないようにしてください。屋外で育てている場合は、夏になったらよしずなどを利用して日よけを作りましょう。

4-3.水やりは土が完全に乾いてからあげる

土が常に湿っている状態ですと、根腐れが起こりやすくなります。サボテンの水やりは、土が完全に乾いてからたっぷりと与えてください。2週間~3週間に1度くらいが目安です。ただし、サボテンには夏に休眠する種類と冬に休眠する種類があります。休眠中の水やりは1か月に1度程度で十分ですので、種類を確認して休眠中の水やりは控えましょう。

また、植木鉢のように穴の開いていない容器でサボテンを育てている場合、容器の底に水が溜(た)まって根腐れを引き起こす場合があります。サボテンは可能な限り植木鉢で育てましょう。おしゃれに飾りたい場合は、鉢カバーを利用するといいですね。

4-4.植え替えのコツ

サボテンはゆっくりですが成長していきます。大きくなったら植え替えをしてあげましょう。サボテンのサイズより一回り大きな鉢に植え替えてあげるのがコツです。植え替えは前述したように春か秋に行います。植え替えをするときは園芸用の手袋をしてケガをしないように注意してください。

植え替えた直後は水をあげず、10日ほどしてサボテンに変わりがないようでしたら、たっぷりと与えます。

5.サボテンに関するよくある質問

Q.サボテンの変色はその部分を切れば、解決するのでしょうか?
A.サボテンは生命力が強いので解決することも多いのですが、そのまま枯死してしまうこともあります。変色させないように気をつけるのが一番です。

Q.サボテンは大きい方が変色しにくいのでしょうか?
A.水のやりすぎ・日光のあてすぎが変色の主な原因ですので、大きさには関係ありません。

Q.サボテンを植えてある土の表面がのりで固められてあるらしく、動かせないのですがどうしたらよいでしょうか?
A.植木鉢ごと30分ほど水につけておいてください。のりがふやけます。

Q.サボテンは日陰で育てた方がよいのでしょうか?
A.日陰過ぎてもサボテンはうまく育ちません。日当たりの良い場所に置き、日光が当たりすぎる場合は適度に日陰を作ってあげましょう。

Q.サボテンはどのくらい大きくなりますか?
A.種類にもよりますが、柱サボテンの場合はうまく育てると2m以上になることもあるでしょう。

6.おわりに

いかがでしたか? 今回はサボテンが変色する原因と対処方法についてご紹介しました。サボテンは手軽に購入できる植物ですが、決して放っておいても大丈夫なものではありません。購入した後は種類を調べ、適切に育てましょう。また、毎日様子を見て変色がないかどうか確認をしてください。変色の対処は時間との勝負です。早いほどサボテンにダメージが残りません。


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