多肉植物の遮光方法について知りたい。どのような道具で行えばいいの?

多肉植物とは、肉厚の葉が特徴の植物です。種類も豊富で世話が簡単なことから、インテリアの一種としても人気があります。しかし、夏になると多肉植物の葉焼けや葉の腐敗に悩まされる方も多いのです。植物にとって日光はなくてはならないものですが、強すぎる直射日光は、かえって植物を傷めてしまいます。

そこで、今回は多肉植物の遮光方法を解説しましょう。

  1. 多肉植物の特徴
  2. 多肉植物と日光
  3. 多肉植物の遮光対策
  4. 多肉植物の遮光に対するよくある質問

この記事を読めば、多肉植物を上手に夏越しさせるヒントがつかめるかもしれません。多肉植物を育てている方や、多肉植物の購入を考えている方は、ぜひ読んでみてくださいね。

1.多肉植物の特徴

多肉植物は、葉や根に水をためておく機能を持った植物の総称です。サボテンも多肉植物の一種で、トゲのある多肉植物をサボテン、トゲのないものを多肉植物と呼んでいます。
多肉植物は海岸や砂漠地帯など厳しい環境に自生しているので、生命力が強く育てやすいのが特徴です。また、毎日水をあげる必要もないので、オフィスや店舗のインテリアとして利用しているところも多いことでしょう。
多肉植物の基本的な育て方は、土が乾ききったら水をあげればよいのです。成長したら植え替えをしましょう。

2.多肉植物と日光

この項では、多肉植物と日光の関係を解説します。なぜ、遮光が必要なのでしょうか?

2-1.多肉植物の成長と日光

多肉植物は、夏に成長するもの・冬に成長するもの・春と秋に成長するものの3種類があります。夏に成長するもの以外は、夏の間は休眠状態になっているため、あまり強い日光を浴びると葉焼けや葉の腐敗の原因となるのです。また、多肉植物の中には日陰で成長するものもあります。このような植物は季節に関係なく直射日光を嫌いますので、対策が必要です。

2-2.置き場所にも注意が必要

ベランダやコンクリートの犬走りに多肉植物の鉢を置いておくと、太陽光が反射して、真夏でなくても多肉植物がダメージを受けることがあります。暑くなってきたら、鉢の起き場所にも気をつけましょう。

2-3.日光の悪影響

多肉植物に日光が当たりすぎると、葉が茶色っぽくなってしまいます。これを葉焼けといい、ひどい場合はそこから葉が腐ったり枯れたりすることもあるでしょう。また、水やりをした後で直射日光に長時間当てると、湿った土の温度が上がって根が蒸されてしまうこともあります。こうなると、根腐れの原因になることもあるでしょう。

葉焼けした多肉植物は、その部分を切り取ってあげると復活します。ただし、あまりに葉焼けの範囲が広いとそのまま枯れてしまう可能性があるので気をつけましょう。
根腐れも同様に、腐敗した部分を切り取って新しい鉢に植え替えます。ただし、根腐れは気づきにくいので初心者の場合は「気がついたら多肉植物が枯れていた」という状態になりやすいのです。

2-4.遮光が必要な多肉植物の一例

遮光が必要な多肉植物の代表格は、アエオニウム・クラッスラ・リトープスなどです。これ以外にもたくさんの種類があるので、多肉植物を購入したらインターネットや図鑑などで遮光の必要性を調べてみましょう。園芸店で購入した場合は、店員に尋ねても教えてもらえます。

3.多肉植物の遮光対策

この項では、多肉植物の遮光対策を解説します。ぜひ、参考にしてください。

3-1.寒冷紗を使う

寒冷紗(かんれいしゃ)とは、植物を直射日光から守る園芸用品です。遮光ネットなどという商品名で販売されていることもあります。大きさもいろいろあるので、複数の鉢がある場合におすすめです。1枚の大きなシート状になっていますので、支柱に結びつけたりして使いましょう。
なお、遮光ネットには遮光率があります。遮光率が高いほど日光をより多くさえぎってくれますが、あまり日光を遮りすぎると別の弊害が出てきますので注意しましょう。多肉植物の場合は、遮光率30~50%のものがおすすめです。

3-2.すだれなどを使う

寒冷紗が手に入らない場合は、古いレースのカーテンやすだれなどでも日光を防げます。ただし、ダンボールなどは完全に日光を遮ってしまうのでおすすめできません。使う前に風通しを確認することが大切です。

3-3.屋内に入れる場合の注意点

屋外で多肉植物を育てている場合は、夏の間だけ屋内に入れるという方法もあります。屋内に多肉植物を置く場合は、直射日光の当たらず、日陰過ぎない場所に置いてあげましょう。しめ切った部屋に置く場合は気温に気をつけてください。

3-4.その他の注意点

真夏は水やりの時間にも注意が必要です。前述のとおり、水やりを行った後で気温が上がると鉢の中で根が蒸されてしまいます。水やりは鉢の中の水が完全に乾いたら、夕方に行いましょう。日が沈む頃ならば土の温度が上がることもありません。

4.多肉植物の遮光に対するよくある質問

Q.夏に成長する多肉植物は、遮光の必要はありませんか?
A.多肉植物の種類によります。たとえば砂漠に自生しているサボテンも葉焼けすることがありますので、多肉植物を購入したら遮光が必要かどうか調べてみましょう。

Q.日光が不足したらどのような症状が現れますか?
A.徒長(とちょう)といって、植物の先端ばかりがヒョロヒョロと伸びる症状が現れやすいでしょう。

Q.屋内でずっと育てている多肉植物の場合、遮光は必要ありませんか?
A.屋内でも、窓際に置いていると直射日光で葉焼けする可能性があるので、レースのカーテンなどで遮光してください。

Q.葉焼けした部分は、もう治らないのでしょうか?
A.やけどと同じなので、完全に治ることは難しいでしょう。

Q.根腐れが起きたらどのような特徴が現れますか?
A.株全体の元気がなくなり、葉がぶよぶよになってくるのが特徴です。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は多肉植物の遮光について解説しました。多肉植物は放っておいても育つというイメージが強いからか、毎日鉢を見ない人もいます。しかし、毎日鉢を見ていれば異常にすぐ気づくことができるでしょう。多肉植物を育てる場合は、毎日数分でいいので鉢の様子を観察する習慣をつけるといいですね。また、日差しは5月の後半あたりから厳しくなってくるので、標高の高い地域や日照時間が長い地域は、早めに遮光を行いましょう。


他では買えない一点もののサボテンを販売