サボテンの株分け方法は? 増やして楽しむためのポイントを紹介!

サボテンの株分け方法をご存じでしょうか? サボテンにはさまざまな種類があり、形や大きさもさまざまです。インテリアとしても楽しむことができるため、育てている人も多いのではないでしょうか。せっかくサボテンを育てるなら、株分けをして増やす方法についても知っておくべきです。サボテン栽培がさらに楽しくなりますよ。

この記事では、サボテンを株分けする方法や購入先などをご紹介しましょう。

  1. サボテンの基礎知識
  2. サボテンの株分けについて
  3. サボテンの株分け方法
  4. サボテンの購入について
  5. サボテンの栽培に関するよくある質問

この記事を読むことで、サボテンの株分けに成功できるはずです。ぜひ参考にして家庭菜園を楽しんでください。

1.サボテンの基礎知識

まずは、サボテンについて解説します。

1-1.サボテンとは?

サボテンは南北アメリカを原産地とする常緑多年草です。その表面にはトゲや毛があり、品種によっては食用にもなります。乾燥した砂漠地帯に生息するサボテンは、乾燥した環境でも生きていくことができるように、あのようなトゲのある姿に進化したといわれているのです。

1-2.種類と魅力

サボテンは種類が2,000種以上あり、園芸においては「玉サボテン」「柱サボテン」「ウチワサボテン」などが人気を集めています。形や色、性質などは種類によって異なり、家庭で育てる際にはそれぞれの特徴をしっかりと把握しておく必要があるでしょう。サボテンの魅力は、何といってもそのユニークな姿形です。丸いものや細長いもの、花が咲くものなどさまざまなサボテンがあり、インテリアとして楽しむにも最適といえるでしょう。また、サボテンは丈夫なので初心者でも比較的簡単に育てることができます。

1-3.最近の傾向や人気について

サボテンは種類によって見た目が違うため、複数のサボテンを同時に育てて楽しむ人も増えてきています。特に「カニサボテン」や「クジャクサボテン」などは個性的な見た目をしているため、鑑賞目的で栽培を楽しむのもおすすめです。

サボテンには、たくさんの種類があるんですね。
はい。室内でも問題なく育てられるので、インテリアとしても人気があります。

2.サボテンの株分けについて

サボテンの株分けについて、タイミングやポイントをご紹介します。

2-1.株分けとは?

サボテンから根や茎を切り離し、新しい株を作ることを「株分け」といいます。子株ができて鉢がいっぱいになってしまう前に、株分けをして仲間を増やしてあげるのがおすすめです。株分けしたサボテンは小さな鉢に植え替えれば、大切な人へのプレゼントとしても活用できますよ。

2-2.株分けのタイミングとおすすめの時期

サボテンの株分けは、基本的に1年をとおしていつでも行うことができます。ただし、品種によっては株分けすることで根の成長が止まってしまうこともあるため、できれば成長期の少し前を狙って行うのがおすすめです。

2-3.夏の場合、冬の場合のポイント

前述したとおり、サボテンの株分けは1年中行うことが可能です。しかし、夏と冬に行う場合は少し注意が必要になります。夏の場合は直射日光が当たらない場所に、冬は日当たりのよい室内にサボテンを置いておくようにしましょう。そうすることで、ほぼ1年中いつでもサボテンの株分けができます。

株分けをすることで、サボテンを増やすことができるんですね。
はい。種類によっては子株が次々とできるので、定期的に株分けする必要があります。

3.サボテンの株分け方法

サボテンの株分け方法についてご紹介します。

3-1.用意するもの

サボテンの株分けに必要なものは以下のとおりです。

  • カッター
  • ピンセット
  • サボテン用の土
  • 肥料

3-2.方法と流れ

まずは、サボテンの子株をカッターかピンセットで切り取ります。手で行うとトゲがささって危険なため注意してください。切り取った子株は切り口が乾燥するまで1週間~10日ほど待ちましょう。鉢にサボテン用の土と肥料を入れ、乾燥した子株を挿し込むようにして植えこみます。10日ほど水やりをせずに根が成長するのを待ってください。根が張り始めたら水やりを開始します。

3-3.土について

サボテンの株分けに使用する土は、通気性や排水性がよく、保肥力があるものを用意してください。粒は細かくて均等な大きさのものが望ましいでしょう。条件のよい土を自分で作ることもできますが、サボテン用の土がホームセンターや園芸店などにも販売されています。慣れないうちは市販されているサボテンの土を使用するのがおすすめです。

3-4.コツ

株分けのコツは、子株の切り口をしっかりと乾かすことです。切り口が湿ったまま土に挿すと雑菌が入り込む原因になります。2~3日切り口を直射日光に当てて乾かした後、10日間ほど日陰で陰干しをしてください。

3-5.注意点

サボテンはある程度の大きさになると自然と子株をつけるものがほとんどです。しかし、種類によっては子株が出にくいものもあるため、新しいトゲが出てこようとしている部分をカッターで切り取ってみてください。そうすることで子株が出てくるはずです。

しっかりと切り口を乾かしてから植え替えるのがポイントなんですね。
はい。サボテンは生命力が強いので、10日ほどかけて乾燥させても問題ありません。

4.サボテンの購入について

サボテンを購入する業者の選び方や価格についてご紹介します。

4-1.サボテンが購入できるところとは?

サボテンはホームセンターの園芸コーナーや園芸店、花屋、雑貨屋、100円ショップなどに販売されています。インターネットの通信販売でも購入できるため、豊富な種類から選びたい人はぜひチェックしてみてください。「コピアポア」では、品質のよいサボテンを多数用意しています。栽培に関する質問や相談にも応じているため、利用してみるとよいでしょう。

4-2.業者選びのポイント

サボテンの販売業者を選ぶ際のポイントは以下のとおりです。

  • 豊富な種類のサボテンを取り扱っている
  • サボテンの栽培に関する知識が豊富
  • 価格が手ごろである
  • 品質のよいサボテンを取り扱っている
  • 質問に対して丁寧に答えてくれる

4-3.注意点

サボテンの販売業者によっては、品質の劣化したサボテンを取り扱っているところもあります。特にインターネットで購入する場合は、直接確認してから購入することができないため、その業者の評判をしっかりとチェックすることが非常に大切です。口コミなども参考にして、慎重に業者選びをしてください。

サボテンは園芸店で購入するのがおすすめなんですね。
はい。サボテンは雑貨店でも販売されていますが、園芸店できちんとお世話されたサボテンの方が長持ちしやすいでしょう。

5.サボテンの栽培に関するよくある質問

「サボテンを育てたい」と思っている人が感じる疑問とその回答をまとめました。

Q.サボテンは暑さや寒さに強い植物ですか?
A.ほとんどのサボテンは暑さにも寒さにも強く、5~40℃の気温でも問題なく育ちます。ただし、熱帯夜を苦手とする品種もあるため、夜間はできるだけ温度が低い部屋に移動してください。

Q.サボテンは水やりをしなくても育つというのは本当ですか?
A.確かに乾燥に強い植物ですが、まったく水やりをしないと枯れてしまいます。特に成長期は水分をたくさん必要とするため、たっぷりと水を与えてください。

Q.サボテンの栽培には必ず肥料が必要なのですか?
A.肥料がなくても育ちます。しかし、大きく育てたいときや株分けをするときなどは肥料を与えてください。

Q.サボテンが枯れてしまったときはどうしたらよいでしょうか?
A.枯れてしまったサボテンは捨てるしかありません。土にも病原菌が残っている可能性があるため、一緒に捨ててください。

Q.サボテンを植える鉢はどのようなものが向いていますか?
A.土が湿ったままだと根腐れを起こしやすいため、風通しのよい素焼き鉢を選びましょう。株よりも一回り大きいサイズのものが最適です。

まとめ

サボテンは初心者にも比較的育てやすく、インテリアとしても楽しむことができるためおすすめです。株分けをすればサボテンを増やすことができるため、また違った楽しみ方ができるのではないでしょうか。ぜひこの記事を参考にして、サボテンの株分けを成功させてください。