多肉植物の中でも人気のセダム! 栽培環境や育て方のポイントを紹介

多肉植物の中でも、セダムは育てやすいと人気があります。セダムは、乾燥や寒さに強く、室内・屋外のどちらでも栽培可能な植物です。栽培環境やお手入れの仕方など、育て方のヒントを覚えておき、セダム栽培を始めてみましょう。本記事では、セダムの育て方をご紹介します。

  1. セダムについて
  2. セダムの育て方・時期や準備について
  3. セダムの育て方・日常の手入れ
  4. セダムの育て方でよくある質問

この記事を読むことで、セダムの育て方がよく分かります。多肉植物はインテリアとして楽しむことができるため、観賞用にも最適です。セダムの栽培を始めようと思っている方はぜひご一読ください。

1.セダムについて

まず、セダムの特徴や魅力について理解しておきましょう。

1-1.セダムの特徴や魅力

セダムは、ベンケイソウ科セダム属の植物を総称したもので、植物図鑑にはたくさんのセダムが掲載されています。現在、800種類ほどのセダムがあり、バリエーション豊富なのが特徴です。セダムの容姿は、さまざまな形状があり、種類ごとに異なる表情を持っています。ほかの植物との寄せ植えも可能で、花が咲くものもあるのです。挿し木・葉挿し・株分けなどの方法で増やすこともできます。多肉植物ならではの可愛(かわい)らしさと育てやすさが、セダムの魅力です。

1-2.セダムはどんな植物?

セダムは強靭(きょうじん)な生命力を持っています。暑さや寒さに強く、とても丈夫なため、多肉植物の中でも育てやすいでしょう。室内でも屋外でも適応します。セダムは北半球を中心に生育する植物ですが、日本を原産地とする種類もあるのです。単体での栽培・寄せ植えのほかに、グランドカバー・屋上緑化・壁面緑化ができる種類もあります。また、独特の形状をした葉は紅葉するものもあり、季節によって表情が変わるのもセダム栽培の面白さです。

1-3.セダムは初心者でも育てやすい

既述したとおり、セダムはとても丈夫な植物です。初心者でも失敗が少なく、栽培でつまずく心配がないでしょう。コツを摑(つか)めば、増やすこともできます。水の与えすぎによる腐敗や病害虫などの思わぬリスクを回避するため、手入れの基本を理解して育てることがポイントです。

1-4.セダムの種類

セダムの種類が豊富であることをご説明しました。代表的な種類をご紹介します。それぞれの特徴などを覚えておきましょう。

1-4-1.オーロラ

オーロラは、赤みがかったバナナ状のぷっくりした葉が特徴です。冬は赤みが弱くなり、ほのかなピンクの葉を楽しむことができます。

1-4-2.パリダム

パリダムは、白い花が咲く種類です。多肉植物の中では葉が細身でも、密集してたくさんの葉をつけるため、ボリュームのある見た目が圧巻でしょう。

1-4-3.乙女心

セダムの中でも大変人気があるのは、乙女心です。ぷっくりした葉の先端だけが赤く染まり、可愛(かわい)らしい印象を与えてくれます。

1-4-4.タイトゴメ

タイトゴメは、岩場を中心に自生している種類です。米粒のような小さな葉が密集しているのが特徴で、黄色い花が咲きます。

1-4-5.ダシフィルム

淡いグリーンの葉が印象的なのが、ダシフィルムです。葉は、小さな花が集まっているように見え、華やかな印象を与えてくれます。別名は、姫星美人です。

2.セダムの育て方・時期や準備について

セダムを育てるのに適した時期や環境など、栽培のポイントをご紹介します。

2-1.育てる時期

セダムは、暑さ・寒さに耐えられる植物で、0℃〜25℃であれば栽培可能です。そのため、年間をとおして育てることができます。ただし、植えつけは、3〜5月と9〜11月が適しているため、栽培を始める時期には注意してください。冬は、種類によって寒さに弱いものもあるので、室内栽培に切り替えたほうが生育に影響が出にくいでしょう。

2-2.そろえる道具

セダムの栽培を始めるときは、鉢・水はけのいい土・肥料・スコップ・ジョウロを用意しましょう。挿し木・葉挿し・株分けなどを行う場合は、別の鉢を用意してください。生育状況に応じて、必要な場合は追肥なども考えておきましょう。

2-3.どこで育てるか?環境など

既述したとおり、セダムは室内と屋外での栽培ができる植物です。地植えや鉢植えでも対応できます。とはいえ、寒さが厳しくなる季節や気象条件によって栽培する場所を移動し、なるべく通気のいい場所を選びましょう。日照条件が整っていることも、順調に育てるための秘訣(ひけつ)です。

2-4.土作り

土は、多肉植物用や観葉植物用のものが適しています。乾燥した状態を好むため、水はけのいい土を使うことが大切です。鹿沼土・赤玉土・ピートモス・川砂・くん炭などを混ぜ合わせる方法でも、セダム栽培に適した土を作ることができます。セダムに適した土を用意し、栽培時に肥料を混ぜて、生育を促すようにしましょう。

2-5.乾燥を好んでも、夏場は多めに水やりをすること

セダムは、土が乾いたら水やりをするのが基本です。しかし、屋外で栽培する場合、夏場は高温で日差しが強くなるため、水不足が原因で枯れてしまうことがあります。暑さが厳しくなる季節は、定期的にたっぷり水やりをするようにしましょう。ただし、湿気がこもらない土を使用していることが条件です。また、室内栽培の場合は、水やりの回数を減らし、湿気がこもらないように注意してください。

3.セダムの育て方・日常の手入れ

セダムを安定して育てるためには、日常の手入れがポイントになります。ご紹介する方法を、栽培時の参考にしてください。

3-1.水やり

セダムは多肉植物に属するため、葉に水分を溜(た)める性質を持っています。生育期における水やりの頻度は、2〜3日に1回程度で十分でしょう。水やりの目安は、土の表面が乾いたら与えるという程度で構いません。土の状態を確認してから与えてください。また、雨はなるべくあたらない場所で育てるようにしましょう。梅雨は高温多湿になるため、カバーなどでセダムを覆い、雨除(よ)け対策をしておけば安心です。

3-2.肥料

多肉植物の多くは、水分や養分を葉などに溜(た)め込む性質があり、基本的には肥料は必要ありません。植えつけ時や増やすときに、土に混ぜて肥料を与える程度でいいでしょう。注意したいのは、肥料の与えすぎによる、葉の変色です。肥料を与えるタイミングはしっかり把握しておきましょう。

3-3.病気や害虫について

黒点病は、セダムに発生しやすい病気です。主に、雨にあたることや害虫の発生が原因で起こります。黒点病に感染した葉は、修復することがありません。被害がほかの葉に広がる前に、感染した部分を取り除いてください。黒点病は、雨が多く降る時期に発生することが多いため、日々の観察時に注意し、早期発見しましょう。多肉植物は、葉が密集しているため、葉と葉の間は通気が悪くなります。アブラムシ・カイガラムシ・ヨトウムシ・ナメクジなどの害虫が発生しやすいものです。害虫を発見したら、割りばしなどでつまんで取り除いてください。害虫が大量発生しているようなら、殺虫剤を使って一気に駆除する方法がおすすめです。

3-4.植え替えについて

セダムの植え替えに適しているのは、3〜5月ごろの生育時期です。生育期はセダムの成長が早いため、鉢にゆとりが生まれるように植え替えを検討しましょう。小さな鉢なら1年に1回、大きめの鉢なら2年に1回程度で問題ありません。植え替えを行う際は、セダムを乾燥した状態にしておき、鉢から取り出しやすいようにあらかじめ準備しておきましょう。

3-5.増やし方

既述したとおり、セダムは挿し木・葉挿し・株分けで増やすことができます。また、多肉植物は徒長という葉や茎がヒョロヒョロと伸びるため、見栄えが悪くなったらカットし、別の鉢に挿し木を行い増やす方法がいいでしょう。挿し木と葉挿しに適しているのは、植えつけ時期と同じころです。株分けする場合は春に行ってください。

3-6.増やす場合はカット面をよく乾かしてから行うこと

セダムの増やし方にはコツがあります。挿し木にする場合、葉が下部に残っている場合もあるでしょう。余計な葉は取り除いてください。土中で葉が腐敗するのを防ぐためです。挿し木をする前に、カットした部分を3〜4日ほど乾かしてから挿し木を行ってください。挿し木後すぐに水を与えず、1週間ほど時間を置いてから与えるのがポイントです。

4.セダムの育て方でよくある質問

大変人気のあるセダムを良好な状態で育てるためにも、あらかじめ疑問は質問集で解決しておきましょう。

Q.たくさんあるセダムの種類から、どれを選んで育てればいいのか分からない
A.植物図鑑やインターネットの情報を頼りに、好みの形状や花などを選んで育てる方法がおすすめです。また、中には寒さに弱いものもあるため、栽培する環境に適応する種類を選ぶことも重要でしょう。

Q.セダムは、鉢以外では育てられないもの?
A.セダムはインテリアとしても楽しむことができるため、空(あ)き容器や缶などを使っても栽培することができます。しかし、水はけがセダム栽培において重要なポイントですから、容器の底面に穴を空(あ)けるなどの方法で、水はけのいい環境にすることも忘れずに行ってください。

Q.セダムの寄せ植えを行う場合のポイントは?
A.セダムを寄せ植えする場合、なるべく性質が似ているものを選ぶのがポイントです。水やりなどのタイミングや育て方が異なるものを集めてしまうと、管理がしにくく、弱ってしまうことがあります。

Q.丈夫なセダムを選ぶときは、どのようなポイントに注意すべきか?
A.株や茎の状態をよく確認してください。根がしっかりしていて、葉が弱々しく伸びていないものを選びましょう。葉が密集している種類は、葉と葉の間に湿気がこもっていないものであることも、健やかに育てるポイントです。

Q.セダムの肥料に適したものは?
A.緩やかに作用するマグァンプKなどの緩効性肥料を選びましょう。液体肥料を薄めたものでも構いません。使いやすいほうを利用してください。

まとめ

いかがでしたか? セダムは、多肉植物の中でも種類が多く、バリエーション豊かであることが人気の秘密です。暑さや寒さに強いため、初心者でも育てやすいでしょう。水やり・肥料・病害虫などの知識を持っておき、セダム栽培を楽しむ参考にしてください。多肉植物はインテリアとして楽しむことができる、可愛(かわい)らしい植物です。セダム栽培を始めたい方は、育て方のヒントを役立ててください。


他では買えない一点もののサボテンを販売