え、こんなとこから新芽が!? 多肉植物の増やし方 3選

コロンとした肉厚の葉っぱが愛らしい多肉植物。比較的育て方も簡単なのものが多く、手軽なグリーンとして人気があります。育てていると愛着がわき、「もうひと鉢欲しいな」と思うこともあるでしょう。お店で新しいものを求めるのも良いですが、実は多肉植物は簡単に増やすことができるのです。

今回はその方法を3つご紹介しましょう。多肉植物を育てていて「増やすことにも挑戦したい」とお考えの方はぜひ読んでみてくださいね。

増やし方その1 葉挿し

多肉植物のもっとも簡単な増やし方、それが葉挿しです。多肉植物を世話しているときに葉が取れてしまうことがありますよね。その葉から芽と根っこがでてくるのです。

薄くて平たいバッドのような器に園芸用の乾いた土を薄くしき、その上に取れてしまった葉をあおむけの状態で乗せましょう。土に挿す必要はありません。元気な株から葉を取る場合は、少し株を乾燥させてあげると葉っぱが取れやすいです。葉をならべ終わったら、そのまま日陰の静かなところに2週間ほど置いておきます。その間、水をやる必要はありません。

2週間ほどたつと、小さな葉か根が置いた葉の付け根からでてきます。根が伸びてきたらそのままバッドの中の土に挿し、成長させましょう。元の葉のほうは新しい根や葉に栄養を与えているため、徐々に枯れてきます。そのまま新しい株の成長を待ち、元の葉が完全に枯れたら新しい鉢に植え替えてあげましょう。

増やし方その2 挿し木

多肉植物の先端の部分だけを切り取って増やす方法です。ひょろひょろと背ばかり伸びてしまった多肉植物は、頭の部分をカットしてしまいましょう。残されたのは棒状の茎ですが、これはそのまま乾燥させておけばまた新しい葉が伸びてきます。切り取った頭の部分は小さなペットボトルやビンなどに挿しておくとそこから発根します。

この時決して水をあげてはいけません。ある程度根が生えそろったら土を入れた鉢に植え替えて完成です。そこではじめて水をあげてください。

増やし方その3 株分け

多肉植物の中には育てているうちに自然に子株ができるものがあります。子株が大きくなりすぎると鉢が狭くなりますから、植え替えがてら株分けにチャレンジしてみましょう。そっと鉢の底をたたき、ピンセットや小さな移植ごてなどで静かに土を掘り返すと根っこごと土が取れます。新聞紙の上などで古い土を取り除き、子株を親株から切り離しましょう。子株に根が生えている場合は切らないように注意してください。

切り口が大きいようならば一日そのままにしておいて乾燥させ、その後新しい土を入れた鉢に親株と子株をそれぞれ植えたら株分け完了です。

まとめ

いかがでしたでしょうか? 今回は多肉植物の増やし方を3つご紹介しました。育てている多肉植物の種類によっても最適な増やし方が異なりますので、詳しくは専門店に相談してください。大きくなった多肉植物をお持ちの方は、是非それを増やすことにもチャレンジしてみてはいかがでしょうか?