家の中で観葉植物を育てていると、大きくなりすぎたり伸びすぎてしまったりすることがあります。
そんな場合は切り戻しをしてみましょう。植物が見栄えよくなる上に、切り落とした部分を使って新しい鉢を増やすことも可能です。
コツさえ掴めば初心者にも簡単です。今回はそのコツをご紹介しましょう。観葉植物を育てている方はぜひ読んでみてください。
観葉植物を伸びっぱなしにさせていると?
観葉植物も生きものですからお世話をしていれば大きくなることもあります。
しかし、あまり大きくなりすぎると鉢の中で根が伸びすぎて根腐れの原因になったり、見栄えが悪くなってしまいます。
庭木に限らず、人の手によって育てられる植物は剪定などのお手入れが必要なのですね。
切り戻しとは?
切り戻しとは剪定の一種ですが、伸びた部分を思い切り選定することで、植物の形を整えたり、切った部分を使って新しい鉢を作る方法です。
切り戻しを行う時期は春~夏、植物の成長期に行います。
伸びた植物をよく見ると古く茶色になった茎から、新しい緑色の茎が伸びているのがわかると思います。
この伸びた青い茎の部分を10センチ程度残して先の部分を切り落としてしまいましょう。
残った部分は丸坊主になってしまいますが、それでかまいません。この切った部分からまた新しい茎や葉が伸びてくるのです。
古い茎もだいぶ大きく鉢が小さそうならば一回り大きい鉢に植え替えましょう。
この時根があまりに伸びすぎていたらカットしてください。植え替えたら水をたっぷりあげましょう。
だいたい2週間程度で新芽が出てきますが、早く発芽させたい場合は直射日光の当たらない日当たりの良い場所に置いてください。
新芽が出たら屋内に取り込みましょう。
切った部分を発根させてみよう
切り取った部分は新芽だけを残し2日ほど深水につけてみずを吸わせた後、切り口の部分だけが水に浸かるような浅水につけておくとやがて初根します。水をこまめに変えないと茎が腐ってしまうので注意をしましょう。発根をしたら新しく土を入れた鉢に挿してあげます。これで新しい鉢が増えました。
切り戻しをするときの諸注意
切り戻しは植物の成長を利用したお手入れの方法です。ですから必ず植物が育つ春~夏に行いましょう。
植物の見栄えが悪いからと秋や冬に行ってしまうとうまくいきません。
また、冬になって葉が落ちてしまった場合は春になったらすぐに切り戻しをしてあげると新芽が出やすくなります。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回は観葉植物の切り戻しの方法をご紹介いたしました。
思い切って植物を剪定するのは勇気がいりますが、定期的に切り戻しをすることで植物の寿命を伸ばすことにも繋がるのです。