手軽なグリーンとして人気が高いサボテン。
しかしサボテンも長く育てていると鉢いっぱいに根が張ってしまい、植え替えをしないと根腐れを起こしてしまいます。
そこで今回はサボテンを植え替える方法や植え替えの注意点をご紹介しましょう。
サボテンを育てている、もしくは育てたいと思っている方はぜひご一読ください。
サボテンも成長する
サボテンは非常にゆっくりではありますが成長します。その為、あまり小さい鉢で育て続けていると根が絡まりあって腐りやすくなるのですね。
最初に買った時に比べて1.5倍くらい大きくなった、もしくは特に理由はないのに元気がないというときは植え替えをする必要があります。
植え替えに最適な時期は春と秋
天然のサボテンは厳しい気候の地域で育っています。そのため暑い夏や寒い冬は休眠状態になるものが多いのです。
サボテンを植え替えるなら、成長期に当たる春と秋がお勧め。春は3月~5月、秋はお盆明け~9月末までが良いでしょう。
人間が良い気候だと思う時期はサボテンにとっても良い時期。自分の肌で植え替えの時期を測るのもひとつの方法ですよ。
植え替えをする前に
植え替えをしよう、と思ったら数日間水を上げずにサボテンの鉢をカラカラに乾かしましょう。
サボテンは体内に水を蓄えることができますので、鉢がカラカラになってもすぐに枯れる心配はありません。
逆に土が湿った状態で植え替えをするとうまくいかないことが多いので注意が必要です。
サボテンの植え替えの方法
サボテンの植え替えは土を完全に取り除くことがら始めます。
サボテンの中には表面がカラフルな硬い砂に覆われた土に植えられているものもありますが、それらも全部取り除きます。
完全に根を露出させたら2~3センチ残して根っこをかりこみます。
短くなった根のサボテンは半日ほど日陰に置いて完全に乾かしてください。
根っこを切ってすぐに植え替えると根腐れの原因になりますので気をつけて。
切り口が渇いたら、サボテン用の土を入れた鉢に植え替えます。この土は園芸店や通販で簡単に手に入るので必ず専用のものを使いましょう。
普通の腐葉土ではサボテンがうまく育ちません。
無事に植え替えが終わったら、5日〜10日直射日光の当たらない日当たりの良い場所に置き、鉢全体を温めて発根させます。
この間水をやると鉢の温度が下がり新しい根っこが出にくくなりますので、我慢しましょう。
10日ほどたってサボテンが十分に元気ならば水を上げてください。これで植え替えは終了です。
おわりに
いかがでしたでしょうか。今回はサボテンの植え替えについてご紹介させていただきました。
一般的な観葉植物とずいぶん違いますね。少し時間がかかりますので、時間に余裕を持って行ってください。