サボテンは一般的な草花に比べて長寿命というイメージがありますが、実際の寿命はどのくらいなのでしょうか?
今回はそれをご紹介しましょう。また、寿命を延ばす方法などもご紹介しますので、サボテンを育てている方はぜひ読んでみてくださいね。
1.サボテンは長寿命?
サボテンの中には確かに寿命の長いものもあります。日本で栽培をされているものでも寿命が200年を超えるものもあるとか。こんなに長く生きるのなら、親から子へ、子から孫へとサボテンの鉢を受け継いでいく必要があるかも、と思う方もいるかもしれません。
しかしサボテンが100年を超える長寿になるのは生育環境がとても良かった場合のみです。一般家庭で育てている鉢植えの場合はそこまで生きるものはごくまれでしょう。それでも生育環境が良ければ10年~20年は生きるものがほとんどです。
2.単に成長が遅いというものもある
たとえば朝顔などの1年草の場合は種をまけば1週間程度で発芽し、3か月後くらいには花が咲きます。しかしサボテンの中には花が咲く程度に株が育つまで50年もかかるものもあります。成長が遅ければ当然寿命も延びるわけです。ですから、幼い株を買うのと、成長しきった株を買うのとでは当然寿命も異なるわけですね。
3.生育環境が悪ければ枯れてしまう
長寿と不老不死は似て非なるものです。サボテンは手間がかからずインテリアのように飾っておいても育ち続けるようなイメージがありますが、水や日光が不足すれば枯れてしまうでしょう。サボテンの正しい栽培の仕方は案外知られていません。サボテンを長生きさせたければ生育環境を整えてあげることが大切です。
4.サボテンを長生きさせるためには?
サボテンを長生きさせるためには以下のようなことを守りましょう。
- 定期的に鉢を植え替える
(小さい鉢でサボテンが育ちすぎると根腐れの原因になります) - 日なたに置き、水は鉢の土が渇いたらたっぷりと与える
サボテンも植物ですから日光は大事です。また、水を与えるときはたっぷり与えましょう) - 休眠期を作る
(サボテンは夏や冬は休眠といって株が成長しません。水やりを控えて静かに見守りましょう) - サボテン用の土で育てる
(サボテンの中にはカラフルな砂に植えられているものもありますが、これはサボテンの成長にはよくありません。サボテンを成長させ長生きさせたいのならばこのような砂は洗い落とし、改めてサボテン用の栄養豊富な土に植えてあげましょう)
おわりに
今回はサボテンの寿命についてご紹介いたしました。皆様の家のサボテンも元気で長生きするとよいですね。