対処法と予防法が知りたい!多肉植物のうどんこ病について

あまり水やりの必要ない多肉植物は病気に強いイメージですが、ほかの植物と同じように病気にかかることがあります。
多肉植物がかかりやすい病気の中で代表的なのが「うどんこ病」です。
ここではうどんこ病とはどんな病気なのか、多肉植物がうどんこ病になってしまったらどう対処するのかなどをご紹介しましょう。
大切な多肉植物がいつまでも美しくいられるように、うどんこ病から守ってあげてくださいね。

うどんこ病ってどんな病気?

うどんこ病は、野菜や観葉植物、草花など、幅広い植物に発生する病気の一つです。
たいていの植物はうどんこ病にかかる可能性があると考えていていいでしょう。
うどんこ病の症状は主に葉の部分に集中しています。
うっすらと白い斑点ができ、それが前面に広がるとうどん粉を振り掛けたような状態にになります。
白い斑点の正体はカビで、全体に広がるとかれることもあります。
うどんこ病にかかった植物は生育が悪くなりますし、多肉植物や観葉植物のような観賞用の植物は、観賞価値が下がってしまいます。
多肉植物の場合は、ほかの植物より形状が入り組んでいるため、うどんこ病の症状が見えづらい場合もあります。
白い斑点が広がるだけでなく、根元が茶色に変色する場合もあります。
葉の根元の色がいつもと違う色になってきたら要注意です。

うどんこ病になったらどうすればいい?

うどんこ病は広がりやすい病気です。
多肉植物がうどんこ病になったら、薬を散布するのが最も早い解決方法です。
傷んだ葉っぱだけでなく、多肉植物全体に塗布しておきましょう。
薬の散布は指示通りにしておき、さらに病変の広がりを防ぐため、白い斑点のついた株は抜いてしまいましょう。
うどんこ病になったからと言ってすべて枯れてしまうわけではありません。
寄せ植えにしている場合は病変の広がりがないかどうかをすみずみまで確認し、全体に薬を散布するのを忘れないようにしてください。

うどんこ病を防ぐには?

うどんこ病の特徴は、他のカビ類とちがって乾燥していても発生するということです。
うどんこ病は春から秋にかけて発生しやすくなります。
比較的湿気の多い時期ですが、水枯れしないように水やりに気を配りましょう。
多肉植物は比較的水やりが少なくてもダイジョウブ、というイメージがあるためか、うっかり水枯れさせてしまう人も多いようです。
極端な乾燥はうどんこ病を発生させやすくする可能性もあります!
適度な水やりと日光浴を欠かさないようにし、うどんこ病のチェックは毎日行いましょう。
うどんこ病にかかってしまったら、前項にあったように薬を散布しながら様子を見ます。
その時も乾燥させないように注意してください。

多肉植物のうどんこ病についてご紹介しました。
いちどうどんこ病にかかったら、変色した葉っぱは元の色には戻りません。
ひどい場合ははさみでカットするか、病変のある株ごと破棄しましょう。
病気になっても蔓延させなければ大丈夫です!
あきらめずに薬を散布しながら、水分補給に気を配ってくださいね。