あきらめる必要はありません。多肉植物が根腐れしたときの対処法とは?

多肉植物が枯れてしまう原因のひとつに根腐れがあります。
いったいなぜ根腐れが起こってしまうのでしょうか?そして根腐れが起こってしまった場合はどうすればよいのでしょうか?
そこで今回は多肉植物の根腐れの原因と対処法についてご紹介しましょう。多肉植物を育てている方はぜひ読んでみてくださいね。

なぜ、根腐れが起こるの?

多肉植物が根腐れをする一番の原因が水のやりすぎです。多肉植物は自然では雨があまり降らない荒地に生えています。
ですから普通の植物のように毎日水をあげる必要はありません。また多肉植物が休眠期を迎える夏と冬は水やりはひと月に一度程度で十分です。
普通の植物のように季節に関係なく毎日水をやっていると根腐れを起こす可能性が高くなるでしょう。
また水をやった後に鉢受けに水がいつまでもたまっていたり、植物に対して鉢が小さすぎても中で根が絡まりあって根腐れを起こしやすくなります。

根腐れの症状とは?

多肉植物が根腐れを起こすと葉に異常が現れてきます。
多肉植物の葉は肉厚でぷっくりとしていますが、根腐れを起こすと葉がしなしなとしなびてきます。
また、葉の根元が黒くなったり、紅葉を起こしたように変色する場合もあるでしょう。こうなった場合は一刻も早く対処することが大切です。

根腐れの対処法とは?

根腐れを起こしてしまったら多肉植物を鉢から引き抜き、根を観察します。
根が黒く変色しているところが腐っているところですので、底をすべて切り落としましょう。
多肉植物は強いので、根が半分になっても再生します。腐った葉も取り除き、切り口が渇くまで1週間ほどそのままにしておきましょう。
切り口が渇いたら肥料が入っていない多肉植物用の土に多肉植物を植え替え、発根するまでそのまままちます。
その間、水をあげてはいけません。新芽がでるなど発根が確認できたらはじめて水をあげ、以降は通常のお世話をしてあげましょう。
根腐れが進んでしまい、根のほとんどが腐ってしまった場合は一番丈夫な茎を切り取り、上部にだけ葉を残して口の狭いビンなどに挿しておきます。
水を一切与えずに1週間ほどまっていると茎の部分から発根します。発根が確認で来たら新しい鉢に植え替えましょう。
取り去った葉も元気ならば土の上に置いておくと新しい根や葉がでてきます。

根腐れを防ぐには?

それでは最後に根腐れを防ぐ方法をご紹介します。

  1. 水をやりすぎない(鉢の土が渇いたらあげましょう)。
  2. 鉢受けに残った水は必ず捨てる。
  3. 多肉植物用の土で育てる。
  4. 大きく育ってきたら鉢も取り返える。

これを守っていれば、根腐れを起こす可能性はぐっと低くなりますよ。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は多肉植物の根腐れの原因と対処法についてご紹介しました。
多肉植物は生命力が強いので、根腐れを起こしても正しい対処をすれば回復します。根腐れを起こしたからといって諦めることはありませんよ。