多肉植物の魅力に触れると、至る所で栽培したくなりますね。次第にその範囲が家の外まで広がるかもしれません。例えば玄関先が美しい植物で彩られていたら、毎日の生活にも潤いが出てくることでしょう。庭や軒先など空いたスペースでできる地植えは、せっせと手をかけるのが好きなタイプの人であれば、憧れや興味があるかもしれませんね。しかし気になるのが多肉植物の地植えの方法ではないでしょうか?
そこで、こちらでは多肉植物の地植えの仕方や注意点などをまとめました。
1.多肉植物の地植えを成功させるには?
1-1.地植えできる種類を探す
多肉植物は世界中に何千もの種類が存在します。その中には、寒さに弱いタイプ、真夏の日照りに弱いタイプなど様々です。特にサボテンは日中の最低気温が-4℃を下回る地域での栽培は厳しく、越冬できない場合も。居住する地域の環境に合う種類を見つけましょう。分からないときは、購入する前にショップで地植えが可能か確認すると良いですね。
1-2.地植えスペースを確保する
品種によりますが、成長すると葉や茎が想像以上に大きくなることも。ある程度のスペースを確保しておき、場所が足りなくなった場合なども想定しておきましょう。
1-3.水はけの良い土壌を作る
比較的簡単に育てられる多肉植物ですが、根詰まりや根腐れには注意が必要です。日本は元々湿度も高く梅雨があるため、特に梅雨から初夏にかけては、表面上乾いていても、十分水分が足りている場合が多く、水やりしすぎないこともポイントです。
1-4.始めるのは春から
寒さに負けず、すくすく育つ条件の一つに十分な根張りが挙げられます。何年も楽しむために、地植えに適した季節の春からがおすすめです。
1-5.冬と夏の日差しや気温に注意する
多肉植物は多くが陽生植物のため、強い日照を好みますが、真冬や真夏の極端な環境化で、葉やけを起しやすい品種も。もし葉やけが発生したらよく観察して、日差しの影響か、気温か、土壌か、など総合的に判断すべきです。葉が完全に枯死して回復できなくなる前に対処しましょう。
2.地植えにおすすめの品種
2-1.アガベ
大型で肉厚の葉を持っており、育つと南国風の風情が楽しめます。
2-2.ユッカ
大型で高温に強い品種です。ただし寒い地域での越冬は厳しいでしょう。
2-3.セダム
初心者でも育てやすい品種です。丈夫で多少じめじめした場所でも育ちます。
2-4.グラプトペタルム
花のような可愛らしい葉を付けます。霜と凍結に気をつけて、水はけのよい場所を選びましょう。
2-5.クラッスラ
寒さに比較的強い品種です。花の開花後は根が腐りやすいため処理が必要です。
まとめ
上記に挙げた以外にも、たくさんの地植えができる種類が存在します。育てる上で最低限気をつけたいことは
- 最低気温が育てたい品種に適しているか
- 場所の確保
- 育て始める季節
以上です。注意すべき点に気をつけて楽しみたいですね。