湿気が高すぎると危ない。サボテンが病気になった場合の対処法とは?

育てやすいグリーンとして人気のサボテン。
「ほとんど世話をしなくても良い」というイメージがありますが、サボテンも病気にかかることがあります。
では、サボテンがかかりやすい病気やその対処法にはどのようなものがあるのでしょうか。
今回はそれをご紹介します。
サボテンを育てている方や「これから育ててみたい」という方はぜひ参考にしてくださいね。

サボテンがかかりやすい病気とは?

サボテンがかかりやすい病気には以下のようなものがあります。

  • 赤腐れ病・・・根元や茎が赤くなって腐っていく。
  • 黒腐れ病・・・同じように根元や茎が黒くなり、腐っていく。
  • 黒斑病・・・葉が平たいサボテンがかかりやすい。葉に黒い斑点が広がって灰色のカビが生えてくる。
  • すす病・・・サボテンのトゲの根元に黒いすすのようなカビがつき、次第に広がっていく。
  • その他にはダニやカイガラムシ、線虫などの虫がつくと病気のような症状が出る場合もあります。

サボテンが病気になったらどうなるの?

サボテンの病気は黒斑病やすす病のように見た目が変化する病気もありますが、腐れ病は見た目ではわからないことが多いです。
しかし、サボテンが病気になると見た目に変化がなくても、ぐったりと萎れてきたり、茎が細くなったり、横に傾いたりします。
これらは一見すると水不足のように思えますが、病気の場合が多いので対処が必要です。
また、いきなりたくさんのつぼみがつくような場合も、病気が原因のことがあります。

サボテンの病気を予防するためには?

サボテンが病気になる一番の原因は湿気と水はけの悪さです。
サボテンは元々乾燥した暑い地域に生えている植物ですから、土に水気がありすぎると調子が悪くなります。
サボテンはお世話が簡単、と言われてますが、実は水やりに関してはかなりデリケートな植物なのですよ。
サボテンに水をやるタイミングは鉢の土が完全に乾いてからです。
表面が乾いていても中が湿っている場合もありますので、鉢の重さを計ったり、割りばしなどを挿して湿り気を確認しましょう。
また、サボテンに水をやった場合は必ず鉢受けの水を捨てることも大切です。
サボテンが特に病気になりやすいのが雨が続き、湿気が高くなる梅雨時です。
この時期はサボテンの様子をこまめに観察して、「おかしい」と思ったらすぐに対処をしましょう。

サボテンが病気になったら?

サボテンが病気になったら、薬剤を塗布したり、病気になった部分を切り落としたりして対処します。
特に根が腐ってしまった場合はその部分を切り落として乾燥させれば新しい根が発根してくるでしょう。
サボテンは生命力が強いので、病気になっても正しい対処をしてあげれば蘇ります。
薬剤を塗布する場合は説明書をよく読み、用法・用量を正しく守りましょう。
また、薬剤は病気の予防にも使えますが、同じ薬を使い続けていると薬に耐性がある病原菌に感染する可能性が高まります。
定期的に薬を変えるなどの工夫をしてください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回はサボテンの病気とその対処法についてご紹介しました。
サボテンは育てやすいと言われていますが、ある程度の気配りやお世話も必要なのです。
サボテンを買ってきたらオブジェのように飾っておしまい、ではなく毎日の様子をきちんと観察し、病気になったらきちんと対処してあげてください。