お世話が簡単で丈夫な多肉植物は手軽なグリーンとして人気があります。しかし多肉植物もお世話の仕方を間違えてしまえば枯れてしまうのです。
そこで今回は、多肉植物に起こりがちなトラブルのひとつ、葉が取れる原因とその対処法をご紹介しましょう。多肉植物を育てているという人はぜひ読んでみてくださいね。
1.葉が取れる原因はひとつではない
多肉植物は成長するにつれて茎の下の方が枯れ、上のほうに新しい新芽が出てくる種類もあります。しかし、触っただけで葉がぽろぽろと落ちてしまうようでしたら何らかの異常が考えられます。
葉が取れる原因は
- 肥料のあげすぎ
- 水のやりすぎ
- 乾燥のし過ぎ
- 気温が低すぎる
- 日当たりが悪すぎる
など様々です。
もし、日当たりが悪いところで育てているのならば直射日光の当たらない日当たりの良い場所に移してみましょう。毎日お水をやっている、という人は水やりを控えてください。鉢底に穴が開いていない容器で育てているという場合は、水が容器の底にたまってしまい根が腐っている可能性があります。
しばらく水やりを控えても状態が悪くなっていく一方ならば根腐れをしている可能性が非常に高いので、いったん植物を容器から抜いて根の状態を確認してみましょう。また、虫がついている場合も葉が落ちますので、その場合は手や薬を使って虫を取り除いてあげてください。
2.多肉植物は強い
植物の葉が取れてしまったり、根が腐ったりしたら「もう枯れてしまうかもしれない」とがっかりするかもしれません。しかし諦めるのはまだ早いです。落ちた葉っぱがしっかりしていたり、茎がぐずぐずに腐っていなかったりすれば、多肉植物は再生できます。葉っぱの場合はバットなどの平たく浅い容器に土を薄く敷いてその上に水をやらずに葉っぱを並べておきましょう。20日程度で新しい葉や根が出てきます。
根が腐ってしまった場合は、茎と頭頂部の葉だけを残したものをペットボトルなどを利用して立てておいて置きます。その間水はあげてはいけません。うまくいけば10日程度で発根しますのでそれを確認したら新しい鉢に植え替えて水をやってください。
おわりに
今回は多肉植物の葉が取れる原因とその対処法についてご紹介しました。
まとめると
- 葉が取れる原因は気温や湿度・水やりの状況・虫などさまざまである。
- 日当たりの良い場所に置いて水やりを控えても回復しない場合は根腐れの可能性がある。
- 根腐れをしても茎がしっかりしていれば再生ができる。
- 落ちた葉っぱも元気ならばそこから新しい葉や根が生えてくる。
ということです。最後まで諦めずに多肉植物のお世話をしてあげてくださいね。