サボテンと多肉植物の違いって? ポイントはとげが生える場所!

多肉植物簡単に育てられる植物として人気が高い「多肉植物」。
近年は特に女性を中心として人気が広まり、家の観葉植物として窓辺に飾る人も増えてきました。

寄せ植えにするととてもきれいなので、インテリア感覚で飾ってもよいでしょう。
販売されている多肉植物の種類も増え、サボテンと似たような形をしたものもあります。

では、サボテンと多肉植物の違いは何なのでしょう?

どっちも同じようなもの、と認識している人が多いと思いますが、実は明確な違いがあります。

正確に言うとサボテン科も多肉植物に含まれますが、種類が非常に多く、園芸界ではサボテンとその他の多肉植物を分ける事が一般的です。

この記事ではサボテンと多肉植物の共通点・違いについてご紹介します。
多肉植物とサボテン、どっちにしよう?と迷っている方、ぜひ参考にしてください。

サボテンと多肉植物の共通点

サボテンと多肉植物は、湿度が低くて乾燥している土地に生息しています。
日当たりがよく、水はけのよい場所に生息する、というのも共通している点です。

管理場所はどちらも風通し・日当たりのよい場所で管理します。
湿度の高さは根腐れにつながりますので、絶対にNG!
夏の直射日光は避けたほうがよいですが、日当たりの悪さも根腐れにつながりますから、毎日日光に当ててあげましょう。

室内に置くなら窓辺が最適。
風を通しながら1日数時間(4時間程度)は日光のあたる場所で育ててあげましょう。

サボテンと多肉植物の違いとは?

では、サボテンと多肉植物の違いとは何でしょうか。

それは、「刺座(アレオーレ)」の有無です。
刺座とは、サボテンのとげの綿毛のような白い部分のこと。

この刺座があるのがサボテン、ないのが多肉植物です。

最近はとげのないサボテンも見かけることがあるかと思いますが、それでもサボテンには刺座が残っています。
刺座があればサボテン、なければ多肉植物と判断すればOKです。

刺座のない多肉植物は、とげが生えるというよりも、肉が角のようになっている状態です。
どちらもとがってはいますが、サボテンのとげと多肉植物の角は全く形状が違います。

もともと違う種ではありますが、とげ以外の形状や育ち方はとても似ています。
多肉植物を売っているお店にいったら、「これはサボテン?多肉植物?」と違いを確かめてみてください。

二つの違いが分かると、さらに楽しみが広がります。

サボテンと多肉植物の水やりは違う?

「サボテンは水やりがほとんどいらなくて、多肉植物は水やりが必要」
そんな話を聞いたことがありませんか?

サボテンは砂漠にあるイメージからか、水やりが全く必要ないと思っている方もいるようです。

しかし、それは大きな間違い。
サボテンにも水やりは必要ですし、多肉植物と水やりの方法は大きく変わりません。

春と秋は生育期なのでたっぷりと、夏は半分、冬は月1回程度の水やりをしましょう。
季節によって水やりの仕方を変える必要があります。
多肉植物も同じですから、水やりの仕方は季節によって細かく変え、健康な状態を保ってくださいね。

まとめ

多肉植物とサボテンの違いについてご紹介しました。
共通点が多い2つですが、刺座の有無でサボテンか多肉植物かを判断します。
どちらも愛らしい形が特徴ですから、寄せ植えにしてもかわいいですね。
大切な植物が健康に育つように、しっかり管理してあげてください。