多肉植物の増やし方について「挿し葉」「挿し芽」の方法と注意点

サボテンなど砂漠や乾燥地帯でも元気よく育つ“多肉植物”。育て方やお手入れが簡単なことから多肉植物を育てている人も増えてきています。多肉植物を増やしたいけれどどうすればよいのか悩んでいる人は必見です。多肉植物の増やし方、葉を増やすための方法、挿し葉・挿し芽を利用した挿し方法など詳しくみていきましょう。気になっている人はぜひチェックしてください。

  1. 多肉植物を増やすことはできるのか
  2. 多肉植物の増やし方
  3. 増やす際の注意点

1.多肉植物を増やすことはできるのか

体のほとんどが水分で構成されている特徴をもつ多肉植物。自宅で簡単に増やすことができるのでしょうか。多肉植物を増やす前に特徴について詳しく知り、増やすことができるのかどうか考えていきたいと思います。

1-1.多肉植物の面白さ

多肉植物はほかの植物とは違う面白さ・特徴があります。それは自分で“増やせること”です。普通の植物は手入れをしているときにぽろっと落ちた葉っぱはそのまま使い物にならないので捨ててしまいますが、多肉植物はその葉から新しい株を増やせる特性をもっています。よってそのまま捨てるのは非常にもったいないです。その葉っぱを正しい方法で育てれば自然と新しい株が生えてきて、同じ多肉植物になるのです。この面白さにひかれる人も少なくありません。

わざわざ新しいものを買わずとも多肉植物を増やせます。専門的な知識がないと増やせないのではないか…と不安に思う方が多いですが、決してそんなことはありません。基本的な知識を身につけておけば、多肉植物を育てるのが初めての人でも気軽に増やせるのでぜひ試してください。また後ほど増やし方について詳しく説明します。

1-2.いろいろな方法がある増やし方

多肉植物を販売しているお店に依頼せずとも自分で多肉植物は増やせます。増やし方にもさまざまな方法があり、主にそれらの増やし方を“挿し方法”と呼びます。挿し方法には「芽」を利用する“挿し芽”や「葉」を利用する“挿し葉”などいろいろな方法があります。

多肉植物といっても姿形がすべて同じではなく、それぞれの種類によってさまざまな姿をもっているように、それぞれ適切な増やし方があるので注意しておかなければなりません。間違った方法で増やしてしまうと本体にも悪影響を与えてしまい、すぐに腐ってしまいます。失敗しないためにもどのような多肉植物がその方法に適しているのかしっかり知識を身につけておきましょう。

では、次の項目で多肉植物の増やし方について説明したいと思います。

2.多肉植物の増やし方

2-1.多肉植物の“挿し葉”

手入れをしているときに落ちた葉はそのまま捨てないでください。取れてしまった多肉植物の葉はそのまま挿し葉に利用しましょう。挿し葉とは、とれた葉を土の上に置くだけで増やせる方法のことです。1枚の葉を新しい土を入れた容器に乗せておくだけでそこから自然と新しい芽が生えてくるでしょう。たった乗せておくだけで新しい芽が生えてくるのはとてもうれしいですよね。簡単な方法ですし、誰だってできる挿し方法です。

もし、意図的に多肉植物の葉をとりたいなら、葉を左右にゆっくりと動かすように茎から離してください。無理やりちぎってしまうのは非常によくありません。そして、その葉を土に植えずにそのまま置きます。

1~3週間すれば自然と新しい芽が生えてくるでしょう。挿し葉はエケベリア・肉厚セダム・パキフィツム・アドロミスクス・コチドレンといった多肉植物がオススメです。

2-2.徒長の傾向がみられたら“挿し芽”

クラッスラ・カランコエ・セダム・アエオニウムといった多肉植物はそのまま放置しておくとヒョロヒョロと長く伸びてしまいます。その状態を“徒長(とちょう)”と言い、そんなときは“挿し芽(または挿し木)”という方法がオススメです。挿し芽をおこない、多肉植物をキレイな姿にしつつも増やしていきましょう。挿し芽のやり方も簡単なのでぜひチャレンジしてください。

まず適当な長さで茎を切ります。カットした親株から下の方にある葉を2~3枚ちぎり、この葉は挿し葉として使ってください。そして新しい土を入れた鉢に植えておきましょう。そうすれば自然と新しい芽が生えてきます。残った茎の方も新しい芽が生えてくるので一石二鳥ではないのでしょうか。

どんどん伸びてしまった多肉植物は見かけが非常に悪いです。できるだけ早めに挿し芽をおこない、キレイにするとともに増やしていくことをオススメします。

3.増やす際の注意点

3-1.水やりはしないこと

植物の育て方に“水やり”は必要不可欠ですが、基本的に多肉植物を増やす際は必要ありません。挿し芽も挿し葉も水やりをしない方がスムーズに新しい芽が生えてくるものです。すぐに水やりをしてしまう人が多いですが、水をやってしまうと逆に育たなくなってしまうので注意してください。

新しい芽が生えてきたら水をあげましょう。それまではできるだけ直射日光が当たらない風通りのよいところで様子をみてください。多肉植物がある程度成長したら小さい器から大きい器へと変えてあげるとなおさらよいです。芽が出るまで様子をみながら育てていってくださいね。

3-2.乾いた土を利用すること

多肉植物を増やすときに必要なのが、“乾いた土”です。挿し葉・挿し芽ともに新しい土が欠かせません。茎を埋めるため、葉を置くための土は必ず乾いたものを用意してください。ぬれてしまっていると腐る原因になるので注意が必要です。

多肉植物はそもそも茎や葉の中にたくさんの水分を含んでいます。水がなくても元気に育つようになっているので余分な水気は逆効果になってしまうのです。土の中にある水分を吸収しないように乾いた土を準備しましょう。挿し芽をおこなう際の親株もすぐに土に植えず、一度風通りのよい場所で乾燥させてから植えると効果的ですよ。

3-3.多肉植物を増やすベストシーズン

多肉植物を増やすベストな時期があることを知っているでしょうか。いつでも増やしてよいと思ってしまいがちですが、増やすベストタイミングがあります。それは「春」か「秋」になります。「初夏」でも大丈夫でしょう。なぜその時期がベストかというと、寒くもなく暑くもない穏やかな気候だからです。この時期に増やした方が新しい芽も成長しやすく、失敗の可能性も低くなるでしょう。多肉植物のほとんどがこの時期に成長期に入ります。細胞も活性化されるため、発芽しやすい時期をねらって増やしていってください。

まとめ

多肉植物の増やし方についてみてきましたがいかがでしたでしょうか? 初めて多肉植物を育てる方でも挿し葉や挿し芽といった増やし方はとても簡単なので気軽に挑戦できると思います。多肉植物の種類によってどの方法が適切かどうか変わってくるため、必ず自分が増やしたい種類にあった方法でおこなってください。失敗しないためにも正しい知識を身につけておくとよいでしょう。

  • 新しい芽が生える多肉植物の特性
  • さまざまな挿し方法がある
  • 葉を土の上に置くだけの“挿し葉”
  • 親株をカットし植え替える“挿し芽”
  • 芽が生えるまで水やりはしない
  • 必ず乾いた土を利用する
  • 多肉植物を増やす時期は「春」と「秋」がオススメ

多肉植物をずっと元気に維持し続けるためにも手入れや挿し芽・挿し葉は必要です。増やし方の注意点や育て方についてもきちんと把握し、正しい方法でおこなってくださいね。


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