サボテンの鉢選びの3つのポイント! 最適な鉢の素材は?

育てやすい植物の代表格、サボテン。しかし、サボテンを枯らしてしまったという経験がある方は意外と多いのです。「サボテンまで枯らしてしまうなんて、園芸の才能がなさすぎる」と落ち込んだ人もいるかもしれません。

実は、サボテンは皆様が思っているより枯れやすいのです。特に土と鉢が合っていなければ、根腐れも起こしやすいでしょう。

そこで今回は、サボテンにあった鉢選びのポイントをご紹介します。サボテンは一般的な植木鉢以外にも、ガラスの器や陶器の鉢などいろいろなものに植えられているでしょう。では、その中のどれが一番サボテンの栽培に適していると思いますか? 答えはこの記事を読めばわかるでしょう。

  1. サボテンが育ちやすい環境は?
  2. サボテンが枯れる理由は?
  3. サボテンの育成にぴったりの鉢は?
  4. サボテンを植え替える際の注意点は?

1.サボテンが育ちやすい環境は?

鉢のことをお話しする前に、まずはサボテンが育ちやすい環境についてご説明しましょう。サボテンの原産地は南北アメリカです。「砂漠の中に、背の高いサボテンが一面に生えている」というイメージを持っている方もいるでしょう。サボテンの原産地の気候は、温度変化が激しく降水量が少ないです。つまり、サボテンもそのような環境で最も育ちやすいでしょう。

ちなみに、サボテンにとげが生えている理由は、サボテンの中にたっぷり水が蓄えられているからです。とげがなければ、水分と栄養が豊富なサボテンはあっという間に動物たちに食べられてしまうでしょう。

一方、日本は多湿です。季節によっては空気自体に水分がたくさん含まれていますから、サボテンにとっては決して育ちやすい環境とはいえません。ですから、サボテンを育てる際には「適度な水分」と「乾燥」が必要なのです。

2.サボテンが枯れる理由は?

家庭で育てているサボテンが枯れる原因の多くが水です。サボテンはほとんど水をあげなくても育つ、というイメージを持っている方は多いでしょう。ですから、サボテンを買ったけれど水を全くあげなかったり霧吹きで水を吹きかけたりするだけ、という方もいます。しかし、サボテンも植物。水がなくては枯れてしまいます。

また、逆に水をあげすぎてもサボテンは枯れてしまうでしょう。特に、ガラスや陶器のしゃれた器は底に穴が開いていないものが多いです。そのような器に植わっているサボテンにたっぷり水をあげると、水がいつまでも器の底にたまって根腐れの原因になります。

サボテンの栽培に慣れた人ならば、底に穴が開いてない器でも水やりのタイミングを工夫してうまく育てることもできるでしょう。しかし、サボテンを初めて育てる方は底に穴が開いている植木鉢で育てるのがお勧め。インテリアとして部屋に飾りたいという場合は、鉢カバーを利用してください。

鉢のデザインもサボテンを枯らす原因となることがあるんですね。
はい。ですからサボテンは植木鉢で育てるのが一番です。

3.サボテンの育成にぴったりの鉢は?

では、サボテンの育成に適した鉢とはどのようなものでしょうか? この項では、サボテンが育ちやすい鉢の一例をご紹介します。

3-1.最適なのはプラスチック

植木鉢にはいろいろな種類がありますが、サボテンの育成に適しているのはプラスチック製の黒い鉢です。プラスチック製の鉢は焼き物の鉢に比べて気化熱で土が温まりやすく、サボテンの根を冷やしません。実は、サボテンの成長には根を冷やしすぎないことが大切。

また、植木鉢で最もポピュラーな素焼きの鉢は、水はけがよすぎてサボテンには不向きです。どうしても焼き物の鉢を使いたい場合は、朱温鉢や駄温鉢を選びましょう。園芸店やホームセンターに行けば、どちらも手に入ります。わからない場合は店員に尋ねましょう。

3-2.底の浅い鉢を選ぶ

サボテンを上手に育てるには、底の深い鉢よりも浅い鉢を選んでください。底の深い鉢は水はけが悪く、根腐れを起こしやすいです。特に、梅雨時は水をやらなくても根腐れを起こしやすくなるので注意しましょう。

3-3.サボテンより一回り大きな鉢を選ぶ

サボテンはゆっくりとではありますが、成長しています。うまく育てればかなり大きくなるでしょう。ですから、鉢を選ぶ際はサボテンより一回り大きな鉢を選んでください。小さすぎる鉢の場合は、中で根が絡まりやすいでしょう。また、サボテンの成長に合わせて定期的に植え替えも必要です。

3-5.土にも気を配ろう

サボテンは、一般的な園芸用の土に植えてもうまく育ちません。必ずサボテン専用の土を選びましょう。園芸店やホームセンターにも売っていますし、インターネット通販でも取り寄せられます。「ガーデニングの土が余ったから」と、サボテンの鉢に足してもいけません。一般的な園芸用の土は保水力が高すぎて、いつまでも鉢の中に水分が留(とど)まってしまいます。

オシャレな器でサボテンを育てたい場合はどうしたらいいんでしょうか?
鉢カバーをしたり、植木鉢ごと一回り大きいオシャレな器にいれてください。

4.サボテンを植え替える際の注意点は?

では最後に、サボテンを植え替える際の注意点をご紹介します。どこに気をつければ、うまく植えられるでしょうか?

4-1.サボテンを植え替える時期は?

サボテンは春と秋に成長期を迎え、夏と冬に休眠します。ですから、植え替えは春か秋のよく晴れた日に行いましょう。雨天の場合は湿気が高すぎてうまくいきません。また、強すぎる日差しや低すぎる気温もサボテンは苦手です。天気予報をよく見て、穏やかで過ごしやすい日に植え替えをしましょう。

4-2.すぐに植え替えてはいけない

サボテンは、すぐに植え替えてはいけません。鉢から掘り出したら4~5日間、根をよく乾燥させましょう。特に根を切った場合はよく乾燥させないと、切り口から雑菌が入ります。サボテンは生命力が強い植物ですから、4~5日土から抜いても問題ありません。また、サボテンを植え替える前は、10日ほど水やりを控えましょう。

4-3.砂がのりで固められている場合は?

サボテンの中には、のりで固めた砂の中に植えられているものもあります。このようなサボテンを植え替えたい場合は、鉢ごと水の中に30分ほど漬けておくとのりがはがれるでしょう。がっちり固められてどうしてもはずれないという場合は、鉢を割ってください。もったいないですが、小さい鉢にサボテンを植えっぱなしにしておくとやがて枯れてしまいます。

4-4.サボテンを植えた後は?

サボテンの植え替えの方法は、普通の草花を植えるのと変わりありません。肥料や土を入れて根が絡まらないように植えましょう。ただし、水やりは植え替えて10日後を目安に行ってください。植え替えた直後にたっぷり水をやると、これも根腐れの原因になります。

サボテンは根を乾燥させきってから植え替えるんですね。
はい。ほかの植物の植え替えとの一番の違いなので、覚えておきましょう。

おわりに

今回はサボテンにあった鉢選びの方法をご紹介しました。

まとめると

  • サボテンの鉢はプラスチック製の浅い鉢がお勧め
  • 深い鉢では根腐れを起こしやすい
  • 底に穴の開いていない器で上手にサボテンを育てるのは、技術と経験が必要
  • サボテンの植え替えは春か秋に行い、植え替えた後は10日ほど乾燥させる

ということです。

育てやすいイメージが強いサボテンですが、実は立派に育てるのはコツと経験が必要。枯らしてしまったからといって、園芸の才能がないわけではありません。むしろ、サボテンを最初からうまく育てられる人は、園芸のセンスがある方です。サボテンは、いろいろな鉢に植えられて売られています。ですが、最初のひと鉢はオーソドックスな鉢に植えられたものを選びましょう。慣れてきたら、好みの器に植え替えればよいのです。

また、大きく育ったサボテンは美しい花を咲かせます。あまり知られていませんが、実もなるのです。サボテンを育てている方はぜひ開花や結実にチャレンジしてみてください。


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