食用のサボテンについて知りたい! 種類や成分・効能・おすすめレシピについて

食べることができるサボテンをご存じでしょうか?
贈り物としても選ばれているサボテンですが、食用サボテンも注目されているのです。
食用のサボテンにはどのような種類があるのか、食用サボテンの成分や効能、おすすめサボテンレシピを紹介します。
食用サボテンについて知りたい、サボテンを食べてみたい人は、ぜひチェックしてくださいね。

目次

  1. 食用サボテンの種類
  2. 食用サボテンの成分と効能
  3. おすすめサボテンレシピ
  4. まとめ

1.食用サボテンの種類

本当にサボテンは食べることができるのでしょうか。
食用サボテンについて気になっている人も多いと思います。
食用サボテンの特徴と種類について説明しましょう。
気になっている人は、ぜひチェックしてくださいね。

1-1.食用サボテンの特徴とは

太陽が照り続け、雨が少ない土地でも成長できるサボテンは、非常に生命力が強い植物です。生命力の強さを生かし、昔から食用としても大活躍でした。
サボテンは、葉っぱだけでなく、果実にも人間に必要な栄養素がたっぷり含んでいるのです。
アメリカの先住民族であるインディアンは、サボテンを食べていました。
今、日本におけるサボテンは“観賞用”のイメージが強いでしょう。
しかし、サボテンは食用として昔から使っていたのです。
日本ではめったに食べることはありません。しかし、海外では、サボテンが果実・野菜・お酒の原料などに使われています。
食用サボテンは、幅広い利用ができるのです。
また、台湾では、サボテンの花が美容に良いとされています。食用サボテンについて興味が出てきたのではないでしょうか。

1-2.食用サボテンの種類

サボテンでも、たくさんの種類がありますよね。
どれを選んだら良いのか、悩んだことがある人も多いでしょう。
しかし、食べることができるサボテンは種類が限られています。
すべてのサボテンが食用というわけではないので気をつけてくださいね。
食用サボテンの種類は本当に少ないです。
代表的なものが、“ドライフルーツ”になるでしょう。
ドライフルーツはよくメディアでも耳にすると思います。実は、ヒモサボテン属の果実であり、食用サボテンのひとつなのです。
ほかにも、ウチワサボテン属の果実である“トゥナ”や若い茎節である“ノパル”、サボテンを改良して飼料にした“トゲナシサボテン”が挙げられるでしょう。
この中でも、最近注目されているのが、食用ウチワサボテンです。
ぜひチェックしてくださいね。

1-3.気になる食用サボテンの味とは?

「食べてみたいけれど、サボテンの味が気になる…」と思っている人も多いのではないでしょうか。
自分にとって気に入る味でなければ、食べることはできません。
外国では結構食べていますが、日本は食用サボテンに慣れていないでしょう。そのため、味が心配になりますよね。
実際、食用ウチワサボテンを食べた人の話によると、シャキシャキとした食感だけで味はまったくなかったと言っていました。
苦味があると思う人もいますが、基本的に、サボテン特有の味はありません。
臭いもないので安心してください。
サボテンの種類によっては、少し酸味が感じられるものもあります。

2.食用サボテンの成分と効能

2-1.有効成分が豊富に含まれている

サボテンには、人間に必要な栄養素・有効成分がたくさん含まれています。
クロロフィリカス・フラボノイドのようなベタレイン色素、食物繊維、セルロース・リグニンなどの不溶性食物繊維が非常に豊富なのです。
食物繊維は老廃物や毒素を排出するために、必要不可欠な成分になるでしょう。
そして、ビタミンC・ポリフェノール・ミネラルも含まれているのです。
特に、食用ウチワサボテンは、栄養素が豊富に含まれています。
食用ウチワサボテンには、カロテン・ビタミンK・ビタミンB1・ビタミンB6・葉酸などのビタミン類、ナトリウム・カリウム・カルシウム・マグネシウムなどの無機質、クエン酸、リンゴ酸、ポリフェノール等も含まれているのです。
サボテンには、意外と有効成分がたくさん入っていることを知っておいてくださいね。

2-2.知っておきたい食用サボテンの効能

有効成分が豊富に含まれている食用サボテンだからこそ、効能もたくさん期待できます。
主な効能は、次のとおりです。

  • 便秘解消
  • 美肌
  • 動脈硬化の予防
  • むくみの改善

以上の4つが、主な効能になるでしょう。
食用サボテンに含まれている不溶性食物繊維は、水に溶けない特別な食物繊維です。
そのため、水分を吸収し、大きく膨らみます。膨らんだ不溶性食物繊維が腸内を程よく刺激し、便を排出するためのぜん動運動が活性化されるでしょう。
便秘が解消できれば、むくみの改善にもつながります。
また、女性に嬉しい“美肌効果”です。
体内に発生した活性酸素を排出する成分も豊富に含まれています。
キレイなお肌を維持するビタミンCも必要不可欠です。活性酸素の排出は、動脈硬化の予防にもつながるでしょう。
血中のコレステロール値が多い人は、ぜひ注目してくださいね。

3.おすすめサボテンレシピ

3-1.サボテンの果実は冷やして食べる

食用サボテンをどう食べたら良いのか悩んでいる人も多いでしょう。
台湾でよく食べているサボテンの果実は、冷やして食べる人がほとんどです。
サボテンの果実である“カクタスフルーツ”“ドラゴンフルーツ”は冷やして食べると甘みが増すでしょう。
夏場はとてもおいしいので、ぜひ試してください。
ドラゴンフルーツは皮をむくと、黒い種子がたくさん詰まっています。黒々とした見た目が苦手という人も多いですが、味はスイカのような味がするので安心してください。
適度な大きさにカットして、冷蔵庫に入れておくだけで簡単に食べることができます。
忙しい人でも簡単にできるレシピです。

3-2.野菜といためて食べる

食用サボテンは、そのまま食べてもおいしいです。
しかし、生が苦手な人も多いでしょう。苦手だと感じたときは、ぜひ野菜といためてください。
野菜と食用サボテンをいためて食べるととてもおいしいのでオススメです。
野菜といためても良いでしょう。そのままサラダとして食べるのも人気があります。
また、海外では、サボテンをステーキ風に焼くところもある程です。
サボテンを酢漬けにしてピクルス風に仕上げ、パンにはさんで食べる人も多いでしょう。
意外と、食用サボテンはさまざまな食べ方があります。
ぜひいろいろ試してみて、自分が気に入るレシピを見つけてみてはいかがでしょうか。

4.まとめ

食用サボテンの特徴や種類、味、成分と効能、おすすめレシピについて説明しましたが、いかがでしたでしょうか。
食用サボテンには、私たち人間に必要な栄養素が豊富に含まれています。
効率的にさまざまな有効成分が摂取できるものなので、毎日の食事に取り入れてみてください。

  • 葉っぱはもちろん、果実も食べる
  • 食用サボテンの種類は少ない
  • 食用サボテン特有の味はない
  • 比較的食べやすい味
  • 有効成分が豊富に含まれている
  • サボテンの効能は主に4つ
  • サボテンの果実は冷やして食べる
  • 野菜と一緒にいためるとおいしい

以上の点に注目しつつ、食用サボテンをぜひ食べてください。
食用サボテンは、さまざまなレシピで楽しむことができます。
いろいろなレシピを試し、自分のお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。
自分で新しいレシピをつくるのも楽しいですね。
食用サボテンを食卓に取り入れ、効能を実感してください。
ただし、食用サボテンは限られているので、本当に食べることができるかどうか確認してから食べましょう。