多肉植物を水耕栽培してみよう! やり方は簡単!

生命力が強く育てやすい多肉植物は、観葉植物を初めて育てる人にも人気があります。
しかし、いくら育てやすいといっても病気になったり水をやり忘れたりすれば、枯れてしまうでしょう。
そこで、お勧めなのが多肉植物の水耕栽培です。
多肉植物は、水をやりすぎると枯れてしまうといわれていますが、水耕栽培はどうやるのでしょうか?
そこで、今回は多肉植物を水耕栽培するやり方をご紹介します。
土壌栽培よりも、メリットがあるのでしょうか?
それは、この記事を読めばわかります。

目次

  1. 水耕栽培とは?
  2. 多肉植物は、水をやりすぎてはいけないのでは……?
  3. 多肉植物を水耕栽培するやり方とは?
  4. 水耕栽培を行うときの注意点とは?
  5. サボテンだって水耕栽培ができる?
  6. おわりに

1.水耕栽培とは?

水耕栽培とは、土壌の代わりに肥料を溶かした水溶液で植物を栽培する方法です。
今は、レタスやカイワレなどの葉物野菜をこの方法で作っている農家もいます。
「土がなくても植物が育つの?」と思う方もいるかもしれません。
実は、土の中で実が大きくなる根菜や穀物類を除いては、土がなくても育つのです。
また、植物の病気には土を媒介にして感染するものも多いため、病気になりにくいというメリットもあります。
もちろん、水やりの手間もいりません。

2.多肉植物は、水をやりすぎてはいけないのでは……?

多肉植物が枯れてしまう原因のひとつに「根腐れ」があります。
根腐れとは、水のやりすぎによって根が腐ってしまう症状です。
毎日水をあげたり、余計な水の排水がうまくいかなかったりしたときに起こります。
多肉植物はもともとあまり雨の降らない荒れた土地に自生しているので、水のやりすぎはよくないのです。
「そんな植物を水耕栽培して大丈夫?」と思うかもしれません。
しかし、土壌栽培で水をあげすぎるのと水耕栽培は全く違います。
水耕栽培をすれば、根は必要な分だけ水を吸収するので腐ることはありません。

3.多肉植物を水耕栽培するやり方とは?

では、多肉植物を水耕栽培するにはどうすればよいのでしょうか?
この項では、水耕栽培のやり方をご紹介していきます。

3-1.水耕栽培に必要な道具とは?

多肉植物の水耕栽培をするには、以下の道具をそろえましょう。

  • 多肉植物(園芸店に売っている普通のもので大丈夫です)
  • 水耕栽培用の肥料
  • 容器

どうですか?案外少ないでしょう。
ただし、容器を選ぶ際は多肉植物の本体が水につからない形のものを選んでください。
水耕栽培は、スイレンなどのように植物を水に浮かべて育てるわけではありません。
ですから、口が狭い容器の方がお勧めです。
「広口の容器しかなかった」という場合は、多肉植物の本体が水につからないようにカバーなどをしましょう。

3-2.多肉植物を水耕栽培に適した形にする

多肉植物は土に植えられて販売されています。
水耕栽培する場合は、まず土から多肉植物を取り出して、きれいに根を水洗いしましょう。
土が完全に落ちたら、根を本体に少し残したところで切ります。
土壌栽培をされてきた根は、水耕栽培に適応できません。
そのまま水につけても腐ってしまうのです。
ですから、新しい根を発根させます。
本体を傷つけないように丁寧に切りましょう。

3-3.多肉植物を乾燥させる

根を切った多肉植物は、3日ほど日陰で乾燥させます。
こうすることにより、多肉植物は飢餓状態になり発根能力が高まるのです。
このときに、直射日光を当てすぎたり逆に湿気の多いところに置いておいたりすると、多肉植物がいたむので注意してください。

3-4.水を入れた容器に移す

切り口が乾いたら、多肉植物を水が入れられた容器に移します。
水に肥料を溶かすのを忘れずに。
配分は肥料の説明書を読みましょう。
このとき、多肉植物に残された根の先がかろうじて水につかるくらいの水位にしておきます。
そうすれば、1か月もすれば新しい根が生えそろうでしょう。
直射日光が当たらない日当たりのよい場所に置いておけば、すくすくと育ちます。

4.水耕栽培を行うときの注意点とは?

この項では、水耕栽培を行う際の注意点をご紹介します。
中には植物が枯れる原因になるものもありますので、気をつけましょう。

4-1.根をすべて水没させない

あまり知られていませんが、根も呼吸しています。
根を全部水につけてしまうと、窒息してしまうでしょう。
ですから、根の上部を必ず水の上に出しておいてください。
「どう工夫しても根が全部水につかってしまう」という場合は、容器を替えましょう。

4-2.水を温めすぎない

土の中は温度が変化しにくいです。
ですから、根は温度変化に弱いでしょう。
水耕栽培の場合は、季節によって水温が変化します。
夏に直射日光が当たる場所に植物を置いておくと、水温が上がりすぎて根がいたんでしまうのです。
ですから、水温が上がりすぎないように注意して育てましょう。
特に夏は要注意です。

4-3.水は週に1度換える

多肉植物を育てている水は、だんだんといたんでいきます。
週に1度を目安に変えてください。
水を換える際は、根をいためないように注意して行いましょう。
何かスタンドのようなものに植物を置いておくと安全です。

5.サボテンだって水耕栽培ができる?

さて、ここまで多肉植物を水耕栽培する方法をご紹介しました。
このやり方を応用すれば、サボテンも水耕栽培できるのです。
容器をオシャレなものにすれば、インテリアとしても楽しめるでしょう。
ただし、今まで土壌栽培で育ててきたサボテンは、水耕栽培には向きません。
特に、大きなサボテンは土壌栽培の方が安定して育ちやすいでしょう。
ですから、水耕栽培でサボテンを育ててみたいとは、園芸店などで新しいサボテンを買ってください。
やり方は、多肉植物と同じです。
サボテンの中には、水耕栽培に適していないものもあるそうですが、園芸店で手に入るものならほとんどが水耕栽培できるでしょう。
また、水耕栽培をすれば、植物本体の成長過程だけでなく根の成長も観察できます。
普段見ることができない根が育っていく様子は興味深いでしょう。
さらに、お子様の自由研究の題材にもお勧めです。
水耕栽培は、どの季節でもチャレンジできますが、花が咲いているものは成功率が若干(じゃっかん)下がるといわれています。
ですから、花つきサボテンを水耕栽培したい場合は花が終わるまで待ちましょう。

6.おわりに

いかがでしたか?
今回は、多肉植物を水耕栽培するやり方をご紹介しました。
まとめると

  • 多肉植物は水耕栽培できる
  • 土壌栽培を行っていた多肉植物を水耕栽培する際は、根を切ってから行う
  • 水耕栽培をすれば、根腐れを起こすことも少なくなる
  • サボテンも水耕栽培できる

ということです。
インターネットを検索すれば、多肉植物を水耕栽培している人のサイトがたくさんヒットするでしょう。
どれもオシャレでインタリアとしてもすてきです。
水耕栽培を行えば、初心者が行いがちな「水をやりすぎて根腐れを起こしてしまった」ということも防げます。
また、長期間家を留守にした場合でも水不足で植物が枯れる心配がありません。
ちょっと変わった育て方をしてみたいという方だけでなく、根腐れで何度か多肉植物を枯らせてしまったという方にもお勧めです。
水耕栽培で育てていた多肉植物が大きくなったという場合は、株分けにもチャレンジしてみましょう。
こちらも、水耕栽培の方が土を落とす必要がない分簡単に行えます。
また、水に直接つけるのでなく、水を含ませたスポンジでも水耕栽培は可能です。
これを行えば、リースにしたり額縁に入れたりといった面白い飾り方もできるでしょう。


他では買えない一点もののサボテンを販売