サボテンを水耕栽培する方法とは? 実はとても簡単です。

サボテンは、育てるのに手間がかからない植物の代表のように思われています。
しかし、サボテンを枯らしてしまったことがあるという方は、意外と多いのではないでしょうか?
実は、サボテンは水やりが難しい植物なのです。
水やりのタイミングをまちがえるとサボテンは枯れてしまいます。
では、どうすればサボテンがうまく育てられるのでしょうか?
今回は、サボテンをうまく育てる方法のひとつとして、水耕栽培する方法をご紹介します。
どうして水耕栽培をすれば、サボテンがうまく育ちやすいのでしょうか?
答えはこの記事を読めば分かります。

目次

  1. サボテンを水耕栽培するメリットとは?
  2. サボテンを水耕栽培するには?
  3. おわりに

1.サボテンを水耕栽培するメリットとは?

まず始めに、水耕栽培とはどういうものかということや、サボテンを水耕栽培するメリットをご紹介します。
サボテンを水耕栽培すると、どんな利点があるのでしょうか?

1-1.水耕栽培とは

水耕栽培とは、土の代わりに肥料を溶かした水溶液で植物を育てる栽培方法なのです。
ヒヤシンスの球根を水につけて育てた経験がある方もいるでしょう。
水耕栽培は、それと同じです。
現在はレタスをはじめとする葉物野菜やカイワレ、ミツバなどの野菜も水耕栽培されています。
水耕栽培は土をつかいませんので、土中にいる病原菌に感染する心配もありません。
また、室内で育てれば害虫が発生する恐れもないでしょう。
ですから、病気になったり害虫に葉や根、花などが食べられたりするリスクも低いのです。

1-2.サボテンは水耕栽培できるの?

サボテンは、南北アメリカ大陸が原産の植物です。
砂漠に生えている、というイメージを持っている方も多いでしょう。
確かに、自然のサボテンがたくさん生えているメキシコでは、砂漠地帯など雨が少ない場所に多く見られます。
しかし、サボテンは荒野でなければ育たない、というわけでもないのです。
事実、日本中の園芸店で売られていますし、屋外に出しっぱなしにしていても順調に育っているサボテンも多いでしょう。

1-3.サボテンを水耕栽培するメリットとは?

サボテンは、確かに水をあまり必要としない植物です。
しかし、水が全くなくても生きられるというわけではありません。
サボテンを枯らしてしまう方の多くが、水のやり方をまちがえているのです。
サボテンの水やりの基本は、鉢の中の土が完全に乾いてからたっぷりとあげます。
土が完全に乾いているかどうかは、土の中に竹串や割りばしを指しこんでしめり具合を見てください。
鉢の土がまだしめっているときに水をあげると、サボテンは根腐れしやすくなります。
また、霧吹きでサボテンの表面に水をかけても水をやったことにはなりません。
そのうえ、サボテンは植木鉢以外のものに植えられていることも多く、あげた水が容器の底にたまって根腐れの原因になることもあります。
水耕栽培は、常に水につかっていますから水やりのタイミングを計る必要がありません。
また、土を媒介とする病気にもかかりにくくなります。
ですから、土壌栽培より水耕栽培の方がサボテンは長持ちする可能性も高いのです。

2.サボテンを水耕栽培するには?

では、サボテンを水耕栽培するにはどうしたらよいのでしょうか?
この項では、サボテンを水耕栽培する方法や必要な道具をご紹介します。

2-1.土壌栽培のサボテンを水耕栽培用に改造してみよう

サボテンはいろいろな場所で販売されています。
園芸店のほか、百円ショップや雑貨店でも売られているのです。
しかし、販売されているサボテンはすべて鉢植えになっています。
そこで、土壌栽培をしてあるサボテンを、水耕栽培用に改造しましょう。
といってもやり方は簡単です。
お気に入りのサボテンを買い、丁寧に土から引き抜きます。
根に絡みついた土も落としたら、本体から1センチくらいのところで根を切り落としましょう。
現在生えている根は、土壌から栄養分を吸収するようになっている根です。
しかし、この根では自ら栄養を吸収できません。
サボテンは強い植物ですから、根を切り落としてもまた生えてきます。安心してください。
根を切り落としたサボテンは、乾燥した場所に1日~2日置いておきます。
こうすることで、新しい根が生えるスピードが速まるのです。

2-2.水耕栽培に必要な道具とは?

水耕栽培に必要な道具は、「サボテンが入る大きさのビン」「水」「液体肥料」の3つだけ。
なお、液体肥料はなくても緩やかに育ちます。
サボテンを大きくしたい方は、少量使いましょう。
ビンは、インターネット通販で専用のものも売っています。
しかし、ヨーグルトや牛乳が入っていたビンなども再利用できるのです。
また、鉢の底に敷く金属製のネットなどでサボテンを支えれば、口の広いビンでも育てられるでしょう。
100円ショップにも、口が狭くなっているビンがたくさん売られています。

2-3.サボテンを活けてみよう

サボテンが十分に乾燥したら、水を張ったビンに移しましょう。
このとき、残った根が水面にぎりぎり触れるくらい水の量を調整します。
こうすることで、サボテンの発根がより早まるのです。
サボテンは、1週間もすれば新しい根が発根してくるでしょう。
このときに、液体肥料を少量加えてください。
やりすぎはよくありませんから、慎重に行いましょう。
サボテンは、よく日の当たる窓辺などに置いておきます。
水は1週間に1度の割合で変えてください。
順調に行けば、1か月ほどで根が15センチくらい伸びます。
こうなれば、水耕栽培は成功です。
あとは、サボテンの成長の様子を楽しみましょう。

2-4.どんなサボテンでも水耕栽培できるの?

サボテンは基本的にどのような種類でも、水耕栽培できます。
ただし、あまり大きすぎるものや小さすぎるものは、うまくいきにくいでしょう。
理想は、高さ5センチ~10センチ程度のミニサイズのサボテンです。
また、サボテンの土の中にはノリでガッチリと固められているものもあります。
このようなサボテンを引き抜きたいという場合は、器ごと30分ほど水につけておきましょう。
ノリが緩んで引き抜きやすくなります。
この方法は、サボテンを植え替えるときにも使えますので、覚えておくとよいでしょう。
また、サボテンのほかにも多肉植物などでも同じ方法で水耕栽培ができます。
興味がある方は、試してみてください。

3.おわりに

いかがでしたか?
今回はサボテンを水耕栽培する方法やメリットをご説明しました。
まとめると

  • サボテンは基本的に土壌栽培をするが、水耕栽培でも育てられる。
  • サボテンを水耕栽培すると、水やりのタイミングを計る必要がなく長持ちしやすい。
  • 土壌栽培されているサボテンの根を切り落とし、水耕栽培用に改造してみよう。

ということです。
サボテンを枯らすなんて、園芸の才能が全くないと嘆いている方もいるでしょう。
しかし、水のやり方で、サボテンはかなり難しい部類に入ります。
土の中に水が残りすぎていても、水が足りなすぎてもサボテンは枯れてしまうでしょう。
その点、水耕栽培ならば水をあげなくても大丈夫です。
また、根の様子を観察できるので自由研究の題材にしても面白いでしょう。
器を工夫すれば、オシャレなインテリアにもなります。
上手に育てれば、大きくなって花が咲く固体もあるでしょう。
サボテンはいろいろな場所で売られていますが、園芸店のものが状態のよいものが多いです。


他では買えない一点もののサボテンを販売