プランター寄せ植えのコツと注意点は? 初心者でも簡単にできる方法

a9bc10d4-1eb0-4fb0-affc-36be8a205d88プランター寄せ植えのコツを知りたいと思いませんか?
いろいろな種類の花を1つの場所に集めて植え替えるとさらに華やかな雰囲気になるでしょう。
選ぶ花の組み合わせによっては、イメージを思いきり変えて楽しむこともできます。
しかし、プランターの寄せ植えは、ガーデニング初心者には少し難しいというイメージがあるでしょう。
プランター寄せ植えの魅力やコツ、注意点をまとめてみました。
以下のような人は、ぜひ参考にしてみてください。

1.プランター寄せ植えの効果とメリット

プランター寄せ植えにはメリットがたくさんあると言われています。
具体的にどのようなメリットがあるのでしょうか。
また、寄せ植えをすることで得られる効果についてご紹介します。

1-1.プランターの中が華やかになる

プランターに複数の植物を植えるとどうなるでしょうか。
植木鉢に1つだけ植物を植えるより、ずっと見た目が華やかになりますよね。
花びんに花をいけるときも、数種類の花があった方がボリュームもあってきれいに見えるものです。
また、スペースに限りがあっていろいろな植物を植えることができない場合も、寄せ植えであれば複数の植物を楽しむことができるでしょう。
寄せ植えの場合は根っこがある分、長持ちします。
きちんとお手入れをしていれば、3か月以上は楽しむことができるでしょう。

1-2.お手入れが簡単にできる

ガーデニングは庭で行うのが基本です。
植物によってはこまめにお手入れをしないと枯れてしまうこともあるでしょう。
ガーデニングの初心者だとお手入れが不十分になることも多いはず。
庭一面にいろいろな植物を植えてしまうと大変ですよね。
プランター寄せ植えであれば、複数の植物を1回でお手入れすることができます。
水やりや追肥などもやりやすいため、初心者に大変おすすめです。

1-3.冬でも楽しめる

庭でガーデニングを行う場合、楽しめるのは暖かい季節だけです。
プランター寄せ植えだと抱えて持ち運ぶことができるため、室内で植物栽培を楽しむことができるでしょう。
たとえ雪が降っている日でも、室内で一足早く、春の花を咲かすこともできるのです。

2.プランター寄せ植えのコツ

プランター寄せ植えは失敗が少ないという特徴があります。
しかし、初心者の中には「自信がない」という人も多いのではないでしょうか。
プランター寄せ植えに成功するためのコツをいくつかご紹介します。

2-1.植物にとって育ちやすい環境を把握する

それぞれの植物にとって、育ちやすい環境というものがあります。
その環境が違いすぎる植物は、寄せ植えには向かないでしょう。
自分が好きな草花を植えたくなる気持ちは分かります。
しかし、その前に、寄せ植えに向いている植物であるかどうかを調べてみるべきです。
そして、育ちやすい環境が同じ植物同士を植えるようにしてください。
初心者におすすめなのが、同じ植物で色違いの花をつけるものを一緒に植える方法。
育て方が同じであるため、失敗がなく、見た目もとてもきれいです。

2-2.高さに変化をつける

背の高い植物や横に茂る植物など、高さの同じ植物ばかりを植えるとバランスが悪くなってしまいます。
お手入れも大変になってしまうでしょう。
奥の方に背の高い植物を植え、だんだんと低くしていくのが、寄せ植えを美しく見せるコツです。
奥行きが出て全体のバランスがよく見えるでしょう。
また、花だけでなく葉っぱも入れてあげてください。
たとえば、ワイヤープランツやアイビー、グリーンネックレスといった細い茎の植物を入れるとよいでしょう。
花の色とグリーンがお互いに生かし合い、見た目がしまります。

2-3.色の組み合わせを考える

寄せ植えの印象は色の組み合わせで大きく変わります。
おすすめなのは、同系色や反対色でまとめ、色数を3つ以内に抑えること。
赤やピンク、オレンジなどの暖色系、青や紫などの寒色系でまとめると落ち着いたイメージに仕上がるでしょう。
同系色のグラデーションやパステルカラーを集めるのもおすすめですよ。

2-4.ハーブの寄せ植えについて

ハーブの寄せ植えは、少しのお手入れで丈夫に育ってくれるためおすすめです。
まず、しっかりとした苗を選び、相性のよい苗同士を組み合わせるようにしてください。
長持ちの秘訣(ひけつ)は、しっかりと根を張ることができるスペースを与えること。
植えたときに苗の間株にゆとりが持てるよう、プランターは大きめのものを選ぶようにしましょう。
ハーブは成長期に放っておくと株が蒸れて病気になることがあります。
寄せ植えのバランスが悪くなってしまうため、こまめに収穫しながら育ててあげてください。
プランターの底から根が出てきたら、根詰まりを起こしているサインです。
プランターから株を取り出し、古くなった株を切り落としてください。
ハーブの場合、少なくとも1年に1回は、プランターの土を新しいものに替えることをおすすめします。

3.プランター寄せ植えの注意点

では、最後にプランター寄せ植えの注意点をいくつかご紹介します。
注意点を守れば、必ず寄せ植えに成功するはずですよ。

3-1.たくさん植えすぎない

花の苗は小さなものです。
寄せ植えをする際、華やかにしたくてついたくさん植えたくなってしまうでしょう。
しかし、植物はどんどん成長します。
茎や葉だけでなく、当然根っこも伸びていくのです。
プランターの面積に対して植物の数が多くなりすぎないように注意しましょう。
土の中で根っこ同士がからまり合い、立ち枯れの原因になってしまいます。
苗を植えるときは土が見えすぎるくらいでやめておくようにしましょう。

3-2.寄せ植えに向かない植物もある

たくさんある植物の中には、寄せ植えに向いていないものもあります。
たとえば、バラがその1つ。
バラは害虫がつきやすく、育てるうえでたくさんの肥料が必要になります。
寄せ植えよりも、単体の鉢植えが向いているでしょう。
どの植物が寄せ植えに向いているかを知るために、園芸店などをのぞいて市販の寄せ植えを参考にしてみてください。

3-3.日当たりに注意

プランター寄せ植えの置き場所として、壁や天井がガラス張りになったサンルームを選ぶ人は多いでしょう。
確かに、サンルームは植物を育てる温室としておすすめです。
しかし、光の当たりすぎには十分注意してください。
サンルームは冬場でも気温が高くなることが多く、暑さに弱い植物だと枯れやすくなってしまいます。
外気温を確認しながら、置き場所を変えるなど調整をしてください。

3-4.冬は雪や霜に注意

冬場に気温が低くなる地域では、寒さに強い植物を選ぶ必要があるでしょう。
寒さに強い植物でも、0度を下回れば枯れやすくなります。
また、雪や霜に当たると花が変色したり枯れたりしてしまう場合もあるのです。
天気予報をこまめにチェックし、雪予報や霜注意報などが出ていたら、玄関の中に入れてあげましょう。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか。
プランター寄せ植えは、ガーデニング初心者でも失敗が少なくおすすめです。
成功のコツや注意点をしっかりと理解し、自分好みの寄せ植えを育ててみてください。
今までよりもっと、ベランダやお部屋の中が華やかな雰囲気になるはずですよ。