ベランダガーデニングの基礎知識!初心者はベランダから始めよう!

せっかくだから、ベランダの余ってるスペースを使ってガーデニングを始めたい。そんな風に思っている方、とても多いようですね。

しかし、ガーデニング初心者の場合、どうやって始めればいいのか分からない。あるいは、どんな植物を植えるべきなのか分からない、と悩んでしまう方もいらっしゃるでしょう。

そこで、今回はベランダガーデニングにまつわる基礎知識を中心に、初心者におすすめする植物や栽培方法などについてもご紹介します。

  1. ガーデニング初心者のための基礎知識
  2. ベランダガーデニングが初心者に最適な理由
  3. ガーデニング初心者におすすめの植物・栽培法
  4. ガーデニング中級者におすすめの植物・栽培法
  5. ベランダガーデニングのポイント
  6. ガーデニングにおけるサボテンはなぜ人気なの?
  7. ガーデニング初心者のためのQ&A

これらの記事を読むことで、ベランダガーデニングにまつわる基礎知識を得ることができます。失敗して後悔しないためにも、ぜひ最後までお付き合いくださいね。

1.ガーデニング初心者のための基礎知識

1-1.ガーデニングとは?

ガーデニングとは庭やベランダで行う造園・園芸のこと。石畳や柵などを使って装飾したり、草花を植栽したりして楽しむものです。また、場合によっては家庭菜園を行うこともガーデニングと呼びます。

1-2.ガーデニングの歴史

ガーデニングは古代ローマが起源です。ローマが世界中を征服するうちに世界各国にガーデニングが広まり、少しずつ洗練されていきました。

そして、今日においてはイギリス式ガーデン、フランス式ガーデン、スペイン式パティオという形で残っているのです。中でもイギリス式はヨーロッパにおける主流となっています。

方式だけでなく、1番ガーデニング文化が浸透しているのもイギリスです。イギリスではほとんどの家庭でガーデニングが行われているほど、非常に身近な文化とされています。

1-3.ガーデニングの魅力

1番の魅力はなんといってもその美しさでしょう。しっかりと作られたガーデンは家を美しく彩ってくれます。家の雰囲気を言葉どおり『華やか』にしてくれるでしょう。外を歩いたときには、ぜひガーデニングのある家とそうでない家を見比べてみてください。まったく印象が違うはずですよ。

また、ガーデニングは観賞用の草花だけではありません。食材を取り入れたガーデニング(家庭菜園)を行うことで、華やかでありながら実用的という一石二鳥を狙うこともできます。

たとえば、トマト。今日ではポピュラーな野菜として認識されていますが、もともと観賞用として普及した野菜です。見た目に鮮やかですし夏野菜という印象もありますから、庭に暖かな印象を与えてくれるでしょう。もちろん、収穫すればイタリア料理やサラダなど、さまざまな使い道があります。

また、ハーブ類はかわいらしい花を付けるものが多いので、ちょっとしたアクセントにばっちり。もちろん、数多くの料理に使えるので、実用的にも高い食材ですよね。

ぜひ、自分に合ったガーデニングを始めてみてくださいね。

2.ベランダガーデニングが初心者に最適な理由

2-1.ベランダガーデニングの魅力

ベランダガーデニングの魅力というと、真っ先に挙げられるのは手軽さです。庭とは違って手の届く範囲内なので、初心者でも始めやすいでしょう。また、庭で行う場合、土作りや耕すといった作業に大きな労力がかかります。しかし、ベランダの場合はプランターで行うので、土作りなどの手入れも楽です。

また、ベランダの場合、いちいち外に出る必要がないので、家事の合間などでもいじれます。ですから、忙しい主婦の方や仕事をしている方などでも簡単に始められるのです。

2-2.おすすめの植物について

ガーデニングにおすすめな植物を『見た目』『実用性』『手軽さ』の3つの観点からご紹介しましょう。

見た目を重視するのであれば、『キンギョソウ』と『インパチェンス』をおすすめします。キンギョソウはその名のとおり、金魚に似た花を咲かせる花です。色の種類が豊富なのでこの花を育てるだけでもゴージャスなガーデンを作ることができるでしょう。また、インパチェンスはホウセンカの仲間です。キンギョソウと同様、色のバリエーションに優れているので、ガーデニングに便利なお花といえるでしょう。

実用性を重視するのであれば、『ハーブ』『リーフレタス』『唐辛子』がおすすめです。西洋料理を多く作るご家庭では、バジルやパセリなどのハーブがいつでも使えれば、非常に助かりますよね。また、レタスは付け合わせとしてよく使われる野菜ですから、栽培しておけばとても役立つでしょう。さらに、唐辛子に至っては西洋料理はもちろん、和食や中華など、さまざまな料理に使われる食材です。

手軽さを重視するのであれば『カランコエ』がおすすめ。カランコエはサボテンなどで有名な多肉植物の一種で、かわいらしい花を付ける植物です。カランコエは乾燥に強いので水やりの手間がかかりません。ほかの手入れなどもほとんど必要がないので、初心者にもおすすめの植物です。カランコエ以外でも、多肉植物は比較的育てやすいので、好みのものを育ててもよいでしょう。

2-3.ガーデニングの方法いろいろ

ガーデニングの方法には主に3つの方法に分けられます。すなわち、『土植え』『ベランダ栽培』『水耕栽培』の3つです。

土植えでは庭を使ってガーデニングをします。庭というのは来客の目に1番入りやすい場所なので、家の印象をとてもよくしてくれるのがメリットです。デメリットは手入れの際にいちいち外に出る必要がある点でしょう。共働きなどで忙しい家庭の場合は大変かもしれません。

ベランダ栽培の場合は、主にプランターで行います。メリットは手軽という点。家事の合間などにでも手入れができますし、台風などが来ても一時的に室内に避難することができます。初心者におすすめの方法です。デメリットは、地味さでしょう。庭で行うガーデニングに比べると、プランターは規模が小さくなりがちです。また、ベランダで行うため、人の目にも入りづらいでしょう。家の装飾と考えると、ワンポイントの要素が強いのです。初心者のうちはプランターでガーデニングを行い、慣れてきたら庭で土植えにするのもよいかもしれません。

水耕栽培というのは、その名のとおり土を使わずに養液(栄養の含まれた水)を使って植物を栽培する方法です。基本的には室内で行う栽培方法で、あまりガーデニングには使われません。どちらかというと、野菜を育てるのを目的としており、見た目を重視したものではないからです。ただし、うまく取り入れることで、室内のインテリアとして機能させることも十分に可能でしょう。水耕栽培は初心者でも簡単に始められます。しかし、ビジュアルまで気にするようになると上級者でないと難しいでしょう。見た目を重視してガーデニングをやろうという方は、土植えかプランターで行うのが無難です。

2-4.最低限用意しておきたい道具

2-4-1.スコップ・シャベル

まずは『スコップ・シャベル』でしょう。ガーデニングには欠かせない道具です。スコップやシャベルには。剣先がとがったもの(剣先スコップ・剣先シャベル)と四角いもの(角スコップ・角シャベル)があります。とがったタイプは土を掘りやすく、四角いタイプは土を多くすくえるというのが特徴です。

おすすめは剣先のとがったタイプ。ガーデニングではそれほど土を多くすくう必要がありません。より楽に土をすくえる方が使いやすいでしょう。

ちなみに、シャベルとスコップの違いは『足をかける部分があるかどうか』です。JIS規格においては足をかける部分があるものを『シャベル』といい、逆に足をかける部分がないものを『スコップ』として定義しています。しかし、東日本ではこれが丸々逆になって浸透していますので、お住まいの地域が西か東かを踏まえた上で選ぶように気を付けましょう。

2-4-2.ジョウロ

ガーデニングといえば、やはりジョウロも必要不可欠です。水やりをホースなどから直接やると、水の勢いが強すぎて土がめくれたり硬くなったりします。また、知らず知らずに必要以上の水を与えてしまうので、根腐れを引き起こすリスクも高くなるでしょう。ですから、ジョウロは水やりの必需品なのです。

とはいえ、水やりは意外と面倒ですし、一気にできるホースを使いたいという人も多いことでしょう。そのような方は、散水ホースを使えばジョウロ代わりにすることが可能です。ホームセンターなどで購入しておきましょう。

2-4-3.鉢(はち)やプランター

ベランダガーデニングを行う際には欠かせないアイテムです。また、庭でガーデニングを行う場合でも、寄せ植えや育苗などに使うために使うので、いずれにせよ必需品といえるでしょう。

2-4-4.せん定ばさみ

せん定ばさみとは植物の茎を切ることを目的としたはさみのことです。茎を切ること以外にも用土のビニールや結束紐(ひも)などを切る際にも使えるので、あると便利な道具でしょう。

2-4-5.軍手やグローブ

ガーデニングをする際には手が汚れやすいのであると便利です。また、使う植物の種類によっては手をケガすることもあるので、そういう意味でもあるとよいでしょう。

できれば園芸グローブという専用のものを用意するのがおすすめです。

2-5.ベランダガーデニングでの注意点

ベランダガーデニングで注意しなければいけないのは主に『スペース』と『トラブル』の2点でしょう。

ベランダはスペースが小さい上、非常に使用頻度の高い場所です。布団を干したり洗濯物を干したり、あるいは、趣味のスポーツ用品の置き場としてなど、用途はさまざまでしょう。ですから、ガーデニングを行うときには使いやすさを考慮に入れないと後悔することになる可能性もあります。

また、マンションやアパートのベランダでガーデニングをするとツタが隣の家まで行ってしまうことがあるでしょう。また、花がたくさん咲くと花粉が飛び、花粉症の人などに迷惑となることもあり得ます。他人の迷惑にならないように気を付けてガーデニングを楽しんでくださいね。

3.ガーデニング初心者におすすめの植物・栽培法

3-1.初心者におすすめの植物

すでに挙げたカランコエ以外にも、初心者におすすめの植物は多数あります。

たとえば、コスモス。秋の代表的な花として有名ですが、実は初心者でも比較的簡単に育てることができる花なのです。花自体が非常に丈夫なので、日当たりと水はけさえよければ、どんな土でも花が咲いてくれるでしょう。

ほかにも、パンジーやビオラ、マーガレット、ウィンターコスモスなどといった花も、日当たりと水はけにさえ気を付ければ簡単に栽培可能です。特に、パンジーやビオラは害虫に強いので、初心者におすすめします。

3-2.おすすめの栽培方法

おすすめの栽培方法はベランダを使った方法でしょう。日本はアパートやマンションで生活している人が多いため、というのが大きな理由です。また、ベランダ栽培なら規模も小さく手軽なので、初心者が最初に始めるガーデニングとしては最適だから、という理由もあります。

3-3.注意点

初心者がガーデニングを行う際に注意してほしいのは、『水のやり過ぎ』です。多くの人が勘違いしていますが、水のやり過ぎは植物にとって毒でしかありません。水をあげすぎると根腐れを起こし、枯れてしまうこともあるのです。

水はけのよい土を用意し、水の量に気を付けましょう。

4.ガーデニング中級者におすすめの植物・栽培法

4-1.おすすめ植物

中級者にぜひ取り入れてほしいのが芝です。庭でガーデニングを行う場合には芝を取り入れるとほかの花とのコントラストが際立ち、とても温かな印象になります。また、庭が広いのであれば芝を育てることで子どもなどの遊び場にすることも可能です。土や砂利では汚れやケガが気になりますが、芝生の上なら問題ありませんよね。

また、チューリップも中級者にはおすすめです。老若男女、誰でもしっている花といっても過言ではないチューリップですが、意外にも誰でも簡単に育てられるような花ではありません。まず、弱った球根を選んでしまうと、それだけで失敗してしまうこともあります。そのほか、用土の選び方なども細かく設定する必要があるので、慣れてきた中級者向けの花といえるでしょう。

また、アネモネも中級者向けの花の1つ。チューリップ同様、球根植物のため、ほかの花と勝手が違うからです。とはいえ、難しすぎるということもないので、中級者にはちょうどよいでしょう。

ほかにも、ガーベラも中級者におすすめの花です。ガーベラは水はけが悪いと簡単に枯れてしまいます。また、病気にもなりやすい花です。さらに、水やりの際に花に直接水をかけると傷むので、注意する必要もあります。まさに、ガーデニングに慣れてきた中級者にはうってつけの花といえるでしょう。

4-2.新たな栽培にチャレンジしよう

ガーデニングにも慣れてきたと思ってきたら、違うガーデニングの方法にチャレンジしましょう。ベランダ栽培をしている方は庭の土植えや水耕栽培。庭で土植えしている方はベランダ栽培を始めて見る、といったようにです。

新しい発見が見つかりますし、自分のスキルを高めることにもつながります。ぜひ、チャレンジしてみてください。

5.ベランダガーデニングのポイント

5-1.ベランダの方角について調べる

通常、ベランダのある方角は南向きが多いと思いますが、場合によっては北向きのこともあります。北向きの場合は日が当たりづらいので、植物は日光がそれほどなくても育つものを選ぶ必要があるでしょう。南や東西であればそれほど気にする必要はありません。

5-2.落下しないように気を付けてレイアウトする

ベランダでガーデニングを行うということは、最低でも2階以上で行うということです。設置するときに不安定なレイアウトにしたり、危険な位置に配置したりすると大きな事故が起こることもあり得るでしょう。プランターを高い位置に設置するのは避け、なるべく床に近い場所に配置するよう心がけてくださいね。

5-3.ガーデニング雑貨を取り入れよう

見栄えのいいガーデンを作る上で重要なのは統一感やテーマです。そして、統一感やテーマを作り上げる上で重要なのがガーデニング専用の雑貨たち。

たとえば、アンティーク風のポットやプランターなどを取り入れることでクラシックなガーデンを作り上げられます。逆にスタイリッシュな雑貨を取り入れることで、モダンな雰囲気にすることも可能です。

また、栽培には直接関係ないものでも、ガーデンウィールやプランタースタンドなどを使うことでもオシャレに作ることができますよ。

5-4.時期ごとに模様替えしよう

時期によって光の当たる角度は変わってきます。ですから、季節が変わったら光の当たりやすさなどを考慮してプランターの配置を調整しましょう。

また、ベランダがコンクリートの場合、夏場は非常に熱くなります。植物たちにも悪影響が出やすいので、すのこを敷くなどして対処することも大切です。

6.ガーデニングにおけるサボテンはなぜ人気なの?

実はサボテンの人気が高まっています。サボテン人気の秘けつについて、ご紹介しましょう。

6-1.サボテンとは

主に南米に生息する植物で細いトゲが付いているのが特徴。その多くは『多肉植物』です。そのため、多肉植物=サボテンと思われがちですが、この認識は間違っています。たとえば、アロエも多肉植物ですが、当然のことながらサボテンではありません。

6-2.サボテンの魅力とは?

まず、1番に挙げられるのは寿命の長さでしょう。確認されているものでは、なんと200年以上も生き続けたサボテンがあるほど長寿なのです。一般家庭で育てても、普通に数十年は生き続けるでしょう。サボテンは一生のパートナーとできる植物なのです。

第2に挙げられる魅力といえば種類の豊富さでしょう。単純な色合いや形だけではありません。家の大きさぐらいまで育つ巨大なサボテンもあれば手の平サイズのかわいらしいものもあったりします。こうなってくるともはや別物に思えるかもしれませんが、どちらもサボテンなのです。自分の好みを選べる……これは大きな魅力といえるでしょう。

また、種類にもよりますが、比較的育てやすいというのも大きな魅力の1つ。水はけのよい土に植えておけば、それほど苦労もなく育てることが可能です。

6-3.そろえる道具

基本的にはほかの植物と同じ道具で問題ありません。ただし、サボテンには鋭いトゲが生えていますので、トゲの刺さりにくいグローブを用意しておきましょう。バラ栽培用の園芸グローブがおすすめです。もちろん、サボテン専用のものが売っていれば、それを選ぶに越したことはありません。

6-4.サボテンの栽培方法

サボテンを栽培する際に注意してほしいのは土作りです。サボテンは強い植物ですが、土を間違えると枯れてしまうことも珍しくありません。というのも、サボテンは乾燥地帯の植物です。ですから、土が水を多く含んでいると根腐れなどを起こして枯れてしまいます。土を作る際には排水性のよい土になるように心がけて作りましょう。

また、当たり前のことながら日当たりが重要です。日陰でも育てることも可能ですが、できれば日当たりのよい場所に置きましょう。

また、種類にもよりますが、水やりは数日置きぐらいにするのが一般的です。具体的には土の表面が乾いてから3~4日ほどでよいでしょう。水をあげる際には普通の花などと同様、たっぷり水をあげてください。また、冬場は気温が下がって水が蒸発しにくくなります。水が土の中に残りやすくなるので、様子を見て断水日数を増やしましょう。

簡単な種類であれば、以上のことを守れば問題なく栽培可能です。ちなみに、初心者におすすめの種類としては『ノトカクタス』が挙げられます。暑さにも寒さにも強く、さらに湿気にも強いのが特徴。ちなみに、ノトカクタスは植物名ではなく属名(ノトカクタス属)です。ですから、ノトカクタスというサボテンはありませんので注意しましょう。ノトカクタス属のサボテンだと『青王丸』や『河内丸』などが有名です。

6-5.害虫被害について

サボテンにも害虫はつきます。サボテンに被害を及ぼす害虫は主に以下のとおりです。

  • カイガラムシ
  • ワタムシ
  • ネジラミ
  • アカダニ

予防方法としては、殺虫剤を使うのが一般的です。オルトラン粒剤などが一般的でしょう。ほかにもアクテリック乳剤なども有名です。サボテンは観賞が目的ですから、殺虫剤を使っても人体に悪影響はまったくありません。安心して使ってください。

また、土作りの際に注意してほしいこともあります。使用する土はホームセンターなどで購入したものを使うようにしましょう。庭などから取ってきた土の中には最初から害虫が含まれていることが多いからです。

6-6.サボテン栽培の注意点

何度もいっているように、水のやり過ぎに注意しましょう。しかし、逆にやり忘れにも注意しなければいけません。

普通の植物のように毎日水やりが必要なのであれば、習慣化するので忘れにくいと思います。しかし、サボテンは数日水やりをしないのが普通です。日をはさむため習慣化しづらく、ついつい水やりを忘れ、そして枯れてしまう……なんてことがあります。

対策としては、水やりの曜日をあらかじめ決めておくのがよいでしょう。3~4日に1度で十分なので、たとえば月曜日と金曜日は水やりの日、という風に決めてください。こうすることで、習慣化することができ、水やりを忘れてしまうのを避けることが可能です。

7.ガーデニング初心者のためのQ&A

Q.日陰でも育てられる花はありますか?

北向きだったり、近くに高い建物があったりして日当たりが悪い。こうなると、困るのは花の選び方ですよね。

安心してください。日陰でもしっかりと育てられる花はありますよ。代表的なのはインパチェンスです。インパチェンスはむしろ日当たりがよすぎると弱ってしまいます。半日陰なぐらいが最適なのです。

また、これから秋に入ることを考えると、秋の花であるツワブキやシュウメイギクもよいでしょう。特にシュウメイギクは手入れが楽ですし、毎年咲いてくれるので初心者におすすめです。

Q.ミミズがいるのですが放置していてもよいのでしょうか?

一般的にミミズは益虫と思われていますよね。しかし、これは庭や花壇で行うガーデニングの場合だけです。実は鉢やプランターでの栽培では害虫になってしまいます。

対処法としては、スミチオンやカルフォス乳剤を使って殺虫するのが一般的です。

Q.カラス被害に遭っているのですがどうすればいいでしょうか?

ガーデニング、特にベランダのガーデニングではカラスにちょっかいをかけられる事案が多く報告されています。

カラス対策として1番確実なのは防鳥ネットを張り巡らせることです。ベランダ程度の広さなら全面をおおえると思うので試してみてください。

Q.サボテンが変色してしまったのですが病気でしょうか?

場合にもよりますが、多くの場合は『葉焼け』を起こしていると考えられます。暑さに強い印象のあるサボテンですが、実は葉焼け……人間でいうところの日焼けを起こしてしまうことがあるのです。1度でも葉焼けしてしまうと治らないので注意しましょう。

葉焼けの予防法としては、夏などの日差しが強い時期には室内で育てるようにするのが大切です。ガラスを介すだけでも葉焼けを予防するのに十分な効果があります。また、葉に直接水をやらないようにするのも重要。葉に水が付いていると水滴がレンズのような効果を発揮して高温になってしまうからです。実際、水の入ったペットボトルを使えば火を起こすこともできます。

Q.サボテンは室内でも育てられますか?

むしろ、室内で育てるのがベターでしょう。

サボテンは湿気に弱い植物です。そのため、外に植えていると梅雨や台風の時期などに枯れてしまうことがあります。室内であれば水の量を調整できるので、枯らしてしまうリスクを下げることが可能です。

出窓や窓際などに設置するのがよいでしょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回はベランダガーデニングについて中心にご紹介しました。

ガーデニングをすることで、私たちの生活はより華やかになることでしょう。しかし、何の知識もなく始めると、せっかくの植物たちを枯らしてしまうこともあります。ですから、ぜひ今回の記事を参考にしてから取り組むようにしてくださいね。